2014年
著者:水野 眞佐夫
所属:北海道大学大学院教育学研究院

  • 健康科学
  • その他

要旨

目 的

本研究は、生涯スポーツ実践力の形成を目指し健康ボウリング教室へ参加した高齢者を対象として、運動・スポーツと牛乳飲用を組み合わせる効果を教材として取り上げた講義・実技を実施する牛乳推奨群とスポーツドリンクを組み合わせたスポーツ飲料推奨群において、教室終了後に継続して6 ヶ月から1年間定期的に開催されるリーグ戦に参加する受講高齢者の日常生活における身体運動量、牛乳乳製品摂取量、免疫機能、そして、上気道感染症罹患回数へ及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。

方 法

健康ボウリング教室へ参加した平均年齢65 歳(56-76歳)の男女合計19 名(男性7名・女性12名)を対象とし、被検者はボウリング実技・リーグ戦(3 ゲーム)時に牛乳500 ml を摂取する牛乳推奨群8 名(男性2 名、女性6 名)、又は、スポーツドリンク 500 ml を飲用するスポーツ飲料推奨群11 名(男性5名、女性6名)に無作為に振り分けられた。健康ボウリング教室受講期(2014年4月-10月)、冬期前期(10-12 月)と冬期後期(2015 年1月-3 月)において、質問表による身体活動量と牛乳乳製品摂取量の調査、及び、唾液採取による免疫機能と生体ストレスマーカーの測定を実施した。10月から3 月における上気道感染症罹患回数と自覚症状について質問表を用いて実施した。
※平成26年度「牛乳乳製品健康科学」学術研究

2016年4月15日