2024年4月2日
乳の学術連合
一般社団法人Jミルク

 この度『乳の学術連合』では、牛乳乳製品の価値向上および研究成果の社会実装に繋がることを目的に、「健康科学分野」、「社会科学分野」、「食育(教育)分野」の各領域内に限定されない領域横断的な共同研究を推進するため、これらの複数領域の研究者(大学院生を含む。以下「研究者等」という。)で構成された研究グループに対する委託研究を下記の通り実施致します。
 応募方法を含め、詳細は実施要領末尾記載の事務局までお問い合わせください。

 

実施要領(抜粋)

1. 募集研究のテーマ

研究テーマ キーワード(例)
1 持続可能で健康的な日本人の食事と文化 カルシウム摂取、若年女性の低栄養対策、乳和食、乳糖不耐への対応、非感染性疾患予防、感染症対策と牛乳乳製品との関係、フレイル対策、高齢社会における乳の貢献、貧困と栄養と食事、動物性食品と植物性食品とのバランス、伝統的な食文化と乳の融合 等
2 持続可能性の視点からの学校給食

子どもの食生活における学校給食の意義、学校給食における牛乳乳製品の役割、食育推進、子どもの発育(成長と発達)、食物アレルギーへの対応、学校給食現場における食品ロス削減やリサイクル活動、地域循環型フードシステム 等

3 人、家畜、社会、環境に優しい酪農乳業

国内外における持続可能で環境に配慮したフードシステムの構築、温室効果ガス削減、アニマルウェルフェア、人権と労働環境、家族経営や中小・零細経営の酪農乳業の安定と発展、地域社会への貢献、食品ロス削減、リサイクル活動、地産地消、フードセキュリティー(食料安全保障) 等 

 

2. 応募資格

「牛乳乳製品の価値向上に繋がる医学・栄養学・食品科学・スポーツ科学等の学術分野(健康科学分野)」、「乳の価値創造や次世代酪農に係る社会的・文化的な学術分野(社会文化分野)」、または「乳を活用した食に係る教育に関する学術分野(食育(教育)分野)」を専門領域とする国内の大学、短期大学、専修学校、国・地方公共団体の設置する研究所、および独立行政法人の研究機関等で学術研究を行っている研究者(大学院生を含む)並びに特定の組織に属さない個人からなる複数の領域の研究者等で構成される共同研究グループとする。

3. 委託の要件

共同研究に係る委託要件は次のとおりとする。
  1. 研究代表者は乳の学術連合の会員であること。
  2. 未発表の研究であること。
  3. 研究の成果については、「乳の学術連合」および「Jミルク」に報告書を提出し、評価を受けること。
  4. 研究の成果は、原則として、研究期間終了後2年以内に、学会での発表または学会誌等で公表すること。
  5. 研究の成果を公表する場合は、事前に「乳の学術連合」事務局(Jミルク内、以下「事務局」という)に連絡すること。
  6. 研究の成果の公表に際しては、「Jミルク」の研究支援を受けたことを明らかにすること。
  7. 研究成果の全部もしくは一部を刊行または公表した場合は、その刊行物または別刷の1部を添付して「Jミルク」に提出すること。
  8. 「乳の学術連合」または「Jミルク」が主催あるいは共催する学術研究集会等による研究成果の発表機会がある場合は、論文投稿等の妨げにならない範囲で協力すること。

4. 委託期間

一研究計画に対する委託期間は、原則として、研究の開始から2年以内とする。
やむを得ぬ事情がある場合には、「乳の学術連合」運営委員会(以下「運営委員会」という)による承認を経て、委託期間の延長を認めることができる。なお、複数年の場合は研究の中間報告を毎年実施する。

5. 委託研究費の金額

委託研究費として研究者等一人当たり100万円、または一研究計画当たり総額300万円のどちらか低い額を上限とする。なお、特に事情があると認められる場合には、上限額を変更することがある。
 
事務局・問い合わせ先

〒101-0062
東京都千代田区神田駿河台2丁目1番地20号 お茶の水ユニオンビル5階
一般社団法人Jミルク内『乳の学術連合』領域横断共同研究事務局 担当:間弓
電話:03-5577-7494
E-mail:m-alliance★j-milk.jp(★を@に変更して送信してください)

2024年4月2日