乳の社会文化ネットワーク会員の清水池 義治准教授(北海道大学大学院 農学研究院 基盤研究部門 農業経済学分野)が編著者である書籍『躍動する中国の酪農乳業と生乳流通-2008年メラミン事件以降の展開-』が、2025年7月5日(土)に北海道大学で開催された日本農業市場学会2025年度大会において学会賞の一つである学術賞を受賞されました。
*本書には、2020年度「乳の社会文化」学術研究の研究成果が含まれております。


【受賞書名】
『躍動する中国の酪農乳業と生乳流通-2008年メラミン事件以降の展開-』(2024年3月、デーリーマン社出版)

【受賞者】
 清水池義治(北海道大学大学院 農学研究院)
 鄭海晶(浙江農林大学)
 戴容秦思(摂南大学)
 陳瑠(元北海道大学大学院)
【受賞理由】
本書は、中国における酪農乳業と生乳流通について、2008年に発生したメラミン事件以降の展開を実証分析したものであり、内モンゴル自治区と沿岸部(山東省・遼寧省など)との間でみられる中規模酪農経営の市場対応の違いを実証的に明らかにしたこと、また、これらの分析を通して中国全土における生乳の需給調整モデルを提示した点が高く評価されました。

2025年8月28日