2022年度 学術研究報告会を開催しました
2022年11月24日
主に2020年度、2021年度に実施された研究報告について、研究分野ごとに研究報告会を開催し、最優秀賞・優秀賞を決定し、表彰しました。
なお、最優秀賞及び優秀賞に決定した報告の中から選抜されたものについては、今後開催するジャパンミルクコングレスにおいて、口頭発表を行う予定です。
Ⅰ.報告会概要について
1.「牛乳乳製品健康科学」
2020年度、2021年度終了の委託研究について、提出された研究報告書に基づき、研究報告会、研究評価委員会、幹事会の審議を経て、最優秀賞、優秀賞が選出され、表彰いたしました。
【2020年度研究】
■研究報告会 2022年8月3日(水)
■研究評価委員会 報告会後、メール審議
■幹事会 2022年9月7日(水)(ハイブリッド開催)
「高血圧を有する被災地住民における乳製品摂取の有用性の検討」 慶應義塾大学医学部衛生学公衆衛生学 宮川尚子 先生 |
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「乳製品摂取と腸内細菌・細菌の機能代謝との関係性から読み解く新たな骨粗鬆症予防戦略」 東京医科大学消化器内視鏡学分野 永田尚義 先生 |
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「人工乳早期摂取が皮膚バリア障害と食物アレルギー発症に与える影響」 国立病院機構名古屋医療センター 小児科 二村昌樹 先生 |
宮川尚子 先生
二村昌樹 先生
【2021年度研究】
■研究報告会 2022年8月22日(月)
■研究評価委員会 報告会後、メール審議
■幹事会 2022年9月7日(水)(ハイブリッド開催)
「牛乳・乳製品の摂取が糖尿病患者の血糖コントロールや合併症発症リスクに及ぼす影響:大規模コホート研究」 九州大学大学院医学研究院 病態機能内科学(第二内科) 大隈俊明 先生 |
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「牛乳・乳製品の摂取に関連したサルコペニア予防作用を有するメタボライトの特定」 京都府立医科大学大学院医学研究科 内分泌・代謝内科学 岡村拓郎 先生 |
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「エクソソームの簡便定量法による乳製品の新規機能及び規格の構築」 岐阜大学大学院・連合創薬医療情報研究科 竹森 洋 先生 |
大隈俊明 先生
岡村拓郎 先生
竹森 洋 先生
2.「乳の社会文化」
2020年度、2021年度終了の委託研究について、提出された研究報告書と研究報告会での発表に基づき、研究審査会を経て、最優秀賞、優秀賞が選出され、表彰いたしました。
【2020年度研究】
■研究報告会および研究審査会 2022年7月31日(日)
【2020年度研究】
■研究報告会および研究審査会 2022年7月31日(日)
「中国酪農における非メガファーム経営の存立構造」 北海道大学大学院農学研究院 清水池義治 准教授 北海道大学大学院農学研究院共生基盤学専攻 博士後期課程 鄭海晶 氏 |
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「米国における伝統的チーズ産業の推進を目的とした産学連携システムに関する研究」 流通経済大学流通情報学部 児玉徹 教授 |
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「酪農に関わる女性の経営参画および社会参画の現状と課題-岡山県の酪農地域を事例として」 甲南大学文学部 非常勤講師 大竹晴佳 先生 |
清水池義治 准教授
児玉徹 教授
大竹晴佳 先生
【2021年度研究】
■研究報告会および研究審査会 2022年8月31日(水)
「明治初期京都における農業・牧畜振興に関する研究」 京都府立須知高等学校 辻垣晃一 教諭 |
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「モンゴル国カザフ牧畜民における乳の食文化的意義に関する考察-乳加工技術から乳製品の食利用まで-」 千葉大学大学院人文公共学府 博士後期課程 廣田千恵子 氏 |
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「ラクダの生命誌(バイオグラフィー)からみた乳をめぐる価値創出の技術とプロセス—中国内モンゴル自治区アラシャー盟の事例から」 総合研究大学院大学文化科学研究科比較文化学専攻 博士後期課程 ウ ウユンガ 氏 |
辻垣晃一 教諭
廣田千恵子 氏
ウ ウユンガ 氏
3.「食と教育」
2020年度、2021年度終了の委託研究について、提出された研究報告書及び研究報告会での発表に基づき、研究評価委員会を経て、優秀賞が選出され、表彰いたしました。
【2020年度・2021年度研究】
■研究報告会および研究評価委員会 2022年7月24日(日)
【2020年度・2021年度研究】
■研究報告会および研究評価委員会 2022年7月24日(日)
2020年度 |
「幼児を対象とした「乳」に関する理科読プログラムの開発と実践研究」 白百合女子大学人間総合学部 大貫麻美 准教授 特定非営利活動法人東京学芸大こども未来研究所 東京学芸大学教職大学院 特任教員 原口るみ 先生 |
2021年度 |
「牛乳が苦手な未就学児を支援するサペレメソッドを用いたR&R体験型食育プログラムの開発」 独立行政法人国立病院機構京都医療センター 河口八重子 研究員 |
大貫麻美 准教授 原口るみ 先生
河口八重子 研究員
(右:共同研究者 染井氏と)
(右:共同研究者 染井氏と)
◆次回ジャパンミルクコングレスは、学術領域を超えた研究交流を促す目的で開催する。今回の報告会を含む過去の研究報告のうち、最優秀賞、優秀賞を受賞した研究報告を中心に口頭発表を行う予定。
▽ジャパンミルクコングレス2021の開催内容はこちら
https://m-alliance.j-milk.jp/jmilk-news/2021news/detail/congress2021/program.html
▽ジャパンミルクコングレス2021の開催内容はこちら
https://m-alliance.j-milk.jp/jmilk-news/2021news/detail/congress2021/program.html
Ⅱ.研究成果の公表について
今回の学術研究報告会は、2020年度または2021年度に実施した学術研究の中間的報告として開催しております。
研究報告書は各研究者より学会発表や論文、紀要などで公表ののち、乳の学術連合ウェブサイトに掲載予定です。
2020年度の研究内容(選考結果)https://m-alliance.j-milk.jp/koubo/2020/senkokekka.html
2021年度の研究内容(選考結果)https://m-alliance.j-milk.jp/koubo/2021/senkokekka.html