2010年
著者:Byrd-Bredbenner, Carol; Abbot, Jaclyn Maurer; Quick, Virginia
所属:Authors are with Rutgers Univ., 26 NicholAve., New Brunswick, NJ 08901, U.S.A.
雑誌名・年・巻号頁:Journal of Food Science Education 2010 v9 n1 p19-30

  • 食育・教育
  • 中学・高校生

要約

若者に必要な食品安全に関する情報に焦点を当てた,効果的な教育的介入を創造するためには,若者の知識や技術へのより深い理解が必要となる。本研究の目的は,中心となる集団を通して,中学校の若者の食品選択責任や,安全な食品選択を実践する中で彼らが直面している問題について調査し,若者に対する食品安全に関する介入構想の推奨を発展させることである。多くの若者は,少なくとも週に1回は食事の準備をし,食中毒予防のための学習を重要視していることが報告された。若者は,食品が病気を引き起こすということ(調理済み食品が「大丈夫」という訳ではなく,食品の中から得た「何か」が起因となり,食品が傷んでいくことで食中毒が発生すること)を理解している。(生徒の)多くの返答が詳細を欠いており,示唆された知識は基本的なものであった。ほぼ全員が食品安全について学習することに興味をもっていた。彼らが食品安全について学習することを妨げる障壁は,時間と,彼らが食中毒に感染しにくいことにある。この障壁を克服するために,若者は,真剣に食中毒の危険性へ焦点を当てることや,真面目ながらも面白い教育的アプローチを用いること,教育メディアでの情報伝達を用いることを示唆した。親は,食品の安全性に関する学習の重要性を高く評価し,自分が子どもに学習してほしいと思う程度の学習を求めている。親は,自分の子どもが食品の安全性に関する知識を適度にもっていると考えているが,(子どもたちの)食事が管理されていないとき,彼らが正しい食品安全行為を実践できるかどうかには多くの疑問がある。親は,学校や家の中で食品安全教育を教え,強化する必要があると考えている。若者と親の資料を再調査した後,食品安全の専門家は,現代消費者の食品安全に対する自発性と並行する,若者に対する食品安全教育の勧告を提案した。

書籍ページURL
https://www.j-milk.jp/report/paper/alliance/berohe000000nv5b.html
キーワード:
education + food

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2015年9月21日