社会人口統計学的相違と乳児の食パターン [Sociodemographic differences and infant dietary patterns. ]
2014年
著者:Wen X, Kong KL, Eiden RD, Sharma NN, Xie C.
所属:Division of Behavioral Medicine, Department of Pediatrics, School of Medicine and Biomedical Sciences(第1著者所属)
雑誌名・年・巻号頁:Australian Journal of Adult Learning 2013 v52 n3 p507-531
要旨
アメリカの6-12か月の乳児の食事パターンと社会的因子の相違、成長の関連性を調査した。2005-2007年の乳児食事実態調査のサンプル(男児760名、女児795名)を解析した。母が報告した過去7日間の乳児の食事を18タイプの食物に分け、主成分分析により食事パターンとした。6カ月と12カ月では似た食事のパターンがみられた。12か月児では母の教育レベルが低い、または母が非ヒスパニックのアフリカ系アメリカ人では、非ヒスパニックの白人に比べて、高「砂糖/脂肪/蛋白」食事パターンのスコアが高かった。6カ月で高「砂糖/脂肪/蛋白」、および高乳製品/標準穀類パターンの児では、6カ月から12か月までに、身長/年齢のzスコアの増加が少なく(食事パターンスコアでアジャストさせてそれぞれ、-1.36 [95% 信頼区間、-2.35 - -0.37] と -0.30 [-0.54 - -0.06])、BMI zスコアの上昇は大きかった (それぞれ、1.00 [0.11 — 1.89] と0.32 [0.10 — 0.53]) 。人工乳パターンはBMI z スコアの上昇が大きかった (0.25 [0.09 — 0.40]). 乳児ガイドライン食パターン(野菜、果物、乳児シリアル、肉)は身長/年齢、BMIのzスコアの変化に関連していなかった。アメリカの乳児では、母の人種や教育によって異なる、明らかな食パターンがみられ、乳児の成長に異なる影響があった。乳児ガイドライン食と母乳の継続が6カ月以上の乳児の健康的な食生活を保証するといえる。
書籍ページURL
https://www.j-milk.jp/report/paper/alliance/berohe000000nv9r.html
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