低学年小学生における家庭の夕食頻度による食習慣と食行動 [Eating habits and eating behaviors by family dinner frequency in the lower-grade elementary school students. ]
2014年
著者:Lee SY, Ha SA, Seo JS, Sohn CM, Park HR, Kim KW.
所属:Seoul Women's University(第1著者所属)
雑誌名・年・巻号頁:Nutr Res Pract. Dec;8(6):679-687. Epub 2014 Nov 20. 2014
要旨
近年、小児の健康と栄養に家庭での食事の重要性が注目されている。小児の食習慣と食行動が家庭での食事の頻度により異なるかを調査した。対象は韓国の17都市の70の小学校の3年生、2段階層別クラスターサンプリングが行われた。一般情報、家庭での食事、食習慣、食行動、小児の食べる環境の影響についての自己申告アンケート。不完全回答を除き、3435のデータをχ2乗またはT検定で分析した。家族との夕食が週に5日以上のグループではそれ以下のグループに比べてよい食習慣(規則正しい食事、食事中の正しい作法、朝食を食べる、家族と朝食を食べる:P0.001)、好きなもの以外も食べる(P0.05))が多かった。家族との夕食頻度が多いグループは健康的な食品(高蛋白食品、乳製品、穀類、野菜、海藻(P0.001)、果物(P0.01))をより頻繁に食べていた。一方、不健康な食行動(脂肪の多い食品、塩分の多い食品、甘い物などを食べる)は家族との夕食の頻度での相違はなかった。家族との夕食頻度が多いことは小児のより好ましい食習慣と健康的な食行動に関連していた。家族との夕食を推進するために、小児の健康と栄養に家族との食事が有益であることを伝える食育が行われるべきである。
書籍ページURL
https://www.j-milk.jp/report/paper/alliance/berohe000000nv9r.html
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