2009年
著者:Rafferty, Karen; Zipay, Diane; Patey, Camellia; Meyer, Jennifer
所属:Nutrition Science Resource in Omaha, NE(第1著者所属)
雑誌名・年・巻号頁:Journal of Child Nutrition & Management v33 n2 Fall 9pp. 2009

  • 食育・教育
  • 学童

要旨

目的:学校牛乳パイロット・テスト(School Milk Pilot Test)及びウェブサイト学校牛乳パイロット・スタディ(Website School Milk Pilot Study)の目的は、小学校・中学校の児童・生徒に牛乳についてもっと興味をもってもらい牛乳が魅力的なものになるようにするため、そして牛乳摂取量を向上させるために、牛乳摂取増進戦略の効果を検証することであった。
方法:146の学校が全国学校牛乳パイロット・テストに参加し、4つの学校が地方のウェブサイト学校牛乳パイロット・スタディに参加した。これらは、学校給食参画、牛乳売上高、牛乳消費量の観点から牛乳増進の効果を測定するようデザインされていた。
結果:中等学校レベルでは、連邦全国学校昼食プログラムの一日平均利用率において、4.8%の有意な増加がみられた。牛乳売上量及び牛乳消費量についても、パッケージの改善や販売方法の工夫と相まって、対照校と比較すると、初等・中等のテスト校において有意に増加した。
子どもの栄養専門職への適用:本研究の知見より、もし同様の牛乳強化が学校に導入されれば、全国学校昼食プログラムに参加する学校が受け取る国からの払戻金や商品給付金が増え、全国的により多くの児童・生徒が学校給食プログラムに参加するだろうということが示された。牛乳の売上高及び全体的な牛乳消費量もおそらく増加するであろうことが期待される。牛乳消費量の増加は、食事の質向上の観点から食生活に有益な影響を与え、それにより短期・長期的に児童・生徒の健康に影響すると考えられる。このことは、学校ウェルネス構想にとってプラスとなり、医療費削減につながるだろう。

書籍ページURL
https://www.j-milk.jp/report/paper/alliance/berohe000000nv9r.html

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2015年9月21日