2008年
著者:Walingo, Mary K.; Musamali, Betty
所属:School of Public Health and Community Development, Maseno University, Maseno, Kenya.(第1著者所属)
雑誌名・年・巻号頁:Journal of Nutrition Education and Behavior v40 n5 p298-304 Sep-Oct 2008

  • 食育・教育
  • 学童

要旨

目標:西ケニヤの、親を支援する学校給食プログラムへの参加児童と不参加児童の栄養摂取と栄養状況指標を比較する。
企画:児童と保護者にその家庭の24時間の食物摂取と社会経済状況を調べるため面接を行った。児童の身長、体重を測定した。
設定:西ケニヤのエムハヤで無作為に選ばれた、親を支援する学校給食プログラム参加の8校。
参加:10~12歳の5年生と6年生の320人の児童が、構成要素として給食参加者(n値160)と不参加者(n値160)に分けられた。
主な評価項目:児童のエネルギーとタンパク質摂取、栄養状況指標、家庭の社会経済の特徴。
分析:グループ別比較方法としてt検定、社会経済指標にはカイ2乗検定を採用。有意水準はP値0.05であった。
結果:参加者のエネルギーとタンパク質摂取量は不参加者よりも高かった。過少体重、過度の成長阻害、過度の体力消耗は不参加者において高いことが顕著であった。飢餓と不登校が不参加者において、より通常的に見られた。
結果:参加者のエネルギーとタンパク質摂取量は不参加者よりも高かった。過少体重、過度の成長阻害、過度の体力消耗は不参加者において高いことが顕著であった。飢餓と不登校が不参加者において、より通常的に見られた。
結果とそれが示すもの: この調査は貧困、栄養状況、教育が相互に影響し合う事を示している。親が学校給食に参加させる余裕のない児童の栄養状況と学業成績を向上させるには、外部からの経済的支援が不可欠である。(表3つあり)

書籍ページURL
https://www.j-milk.jp/report/paper/alliance/berohe000000nv9r.html

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2015年9月21日