雪印乳業史
1985年
著者:雪印乳業株式会社
所属:雪印乳業株式会社
雑誌名・年・巻号頁:雪印乳業株式会社編刊、各巻、1960〜1985年
<要約>
雪印乳業は、1960年から85年にかけて5巻の『雪印乳業史』、『雪印乳業沿革史』(『雪印乳業史』1~4巻までの要約)、『写真でみる雪印乳業50年』を発行した。それぞれの発行年月や取扱い時期は下記の通りである。
同社は、1925年に北海道製酪販売組合として発足した。北海道では早くから酪農が盛んで北海道煉乳、極東煉乳のほか森永製菓、明治製糖などが進出して煉乳やバター製造を行っていた。だが、酪農業者とこれら企業間の価格交渉がうまくいかず、酪農業者側が北海道庁や農林省の後援も受けて共同製酪所をつくったのが、雪印乳業の始まりである。同社はバターやチーズ、煉乳生産を大規模に行い、1935年には、集乳量でみると明治や森永を抜いて全国一の製乳業者となっていた。
参考文献:戸水雅智「『雪印乳業史』の編纂と社史資料管理体制の整備」『企業と史料』1巻、1976年、39~48p
同社は、1925年に北海道製酪販売組合として発足した。北海道では早くから酪農が盛んで北海道煉乳、極東煉乳のほか森永製菓、明治製糖などが進出して煉乳やバター製造を行っていた。だが、酪農業者とこれら企業間の価格交渉がうまくいかず、酪農業者側が北海道庁や農林省の後援も受けて共同製酪所をつくったのが、雪印乳業の始まりである。同社はバターやチーズ、煉乳生産を大規模に行い、1935年には、集乳量でみると明治や森永を抜いて全国一の製乳業者となっていた。
参考文献:戸水雅智「『雪印乳業史』の編纂と社史資料管理体制の整備」『企業と史料』1巻、1976年、39~48p
<コメント>
雪印乳業社史の特徴は、丹念な記述とともに豊富な図表がつけられていることで、これらの図表に使われている統計は同社の経営に関係する数値にとどまらない。したがって、本書の記述を丁寧に追っていけば当時乳業がおかれていた時代背景をも理解することが可能だろう。
書籍ページURL
https://www.j-milk.jp/report/paper/alliance/berohe000000j5tk.html
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