2010年
著者:青島靖次
所属:社団法人日本乳容器・機器協会顧問
雑誌名・年・巻号頁:酪農乳業史研究 4号.2010年9月.40−43(解説)

  • 社会文化
  • 歴史

<要約>

食品の偽造表示や製造日及び賞味期限の表示の改ざん等の問題が続発し、食品自体には表示することが出来ず、食品の容器包装に表示することになる。食品の中でも牛乳は、明治、大正時代より乳幼児を始め病床で栄養源として求める患者のために必要不可欠とされた。牛乳に関しては一般食品と異なり、製造、表示等については、特別な法律規制があることから、限られたキャップ紙面にその内容を表示し、消費者に判るよう説明してきた。
牛乳瓶の変遷、牛乳キャップの原紙、牛乳の法律規制の表示等の変遷、牛乳キャップの表示の変遷と、牛乳瓶の包装と表示の歴史について調査し、まとめられている。
牛乳の顔としてキャップの果たす役割は大きく、常に技術改良と改善をしてきた歴史がある。今日、牛乳瓶の宅配は牛乳受箱に保冷剤を入れ、温度上昇を防ぎ、美味しく飲むために鮮度を失うことなく気軽に飲める牛乳として消費者に寄与している。

<コメント>

牛乳の法的規制の表示等の変遷とキャップコレクターには興味が深まる。

書籍ページURL
https://www.j-milk.jp/report/paper/alliance/berohe000000lg1w.html

書籍PDFダウンロード

2015年9月21日