2005年
著者:三角順一
所属:大分大学医学部 人間環境・社会医学講座

  • 健康科学
  • 乳児・周産期・女性の健康
  • 精神・神経・睡眠・脳機能・認知機能

要約

目的
天然に女性ホルモンを含有する食品である牛乳の摂取を日常の食生活に組み込むことにより、更年期の女性に特異的にみられる不定愁訴を予防・軽減することが可能かどうかについて検討を行った。
方法
日常的に牛乳・乳製品を多量に摂取していない閉経期前後の女性から対象者を募り、1日あたり400mlの牛乳を摂取する①牛乳飲用群と、任意な生活を行う②対照群に分類し、3ヶ月間の介入試験を行った。介入期間の前後で、牛乳が不定愁訴に及ぼす影響を明らかとするために、クッパーマン指数調査および簡略更年期指数調査を実施し、併せて身体組成、音響的骨評価値、血液生化学指標(総コレステロール、LDL-コレステロール、HDL-コレステロール、中性脂肪、GOT、GPT、γ-GTP)に及ぼす影響についても検討を行った。

書籍ページURL
https://www.j-milk.jp/report/paper/commission/8d863s000006ur12.html

2015年9月18日