2000年
著者:金丸義敬
所属:岐阜大学農学部生物資源利用学科

  • 健康科学
  • 免疫調節・がん

要約

ヒトロタウィルス感染阻害作用、ピロリ菌ウレアーゼの胃ムチン接着阻害作用、病原菌に対する抗菌作用、転移がん細胞に対する抗がん作用に関して、牛乳ムチン複合体の機能を評価した。いずれの検討項目においても強力な作用が認められ、牛乳ムチン複合体の有用性が示唆された。牛乳ムチン複合体は細胞表層に対する擬態を示すことで、病原体に対してはレセプターアナログとして作用し、また、がん細胞に対する免疫カスケードの引き金を引く可能性が示唆される。

書籍ページURL
https://www.j-milk.jp/report/paper/commission/9fgd1p0000021e2i.html
キーワード:
牛乳ムチン複合体ヒトロタウィルスピロリ菌病原菌

2015年9月18日