カルシウムと脳の可塑性 -記憶のモデルとしての長期増強誘導の分子機構-
2000年
著者:宮本英七
所属:能本大学医学部薬理学
要約
海馬におけるシナプス伝達効率長期増強はヒトの記憶、学習の原型である。海馬CA1領域の長期増強誘導には、後シナプス部位のNMDAグルタミン酸受容体刺激による細胞内Ca2+濃度の上昇が第一義的に作用している。Ca2+作用はCa2+依存性プロテインキナーゼの活性化を介し発揮されているとみなされている。長期増強誘導におけるCaMキナーゼⅡの役割について研究してきた。
書籍ページURL
https://www.j-milk.jp/report/paper/commission/9fgd1p0000021e2i.html
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https://www.j-milk.jp/report/paper/commission/9fgd1p0000021e2i.html
- キーワード:
- カルシウムイオンCa2+/カルモデュリン依存性プロテインキナーゼⅡ学習記憶