乳清ミネラルの月経困難症特に子宮内膜症に対する治療効果の検討
2000年
著者:福岡秀興
所属:東京大学大学院医学系研究科国際生物医科学
緒言
浜田雄行氏は、電気製品製造会社3工場に勤務する重症な月経困難症を呈する女性76名を対象として、乳清ミネラル付加特殊調整ミルク(MM300)を1年間飲用させ、その効果をみた。その結果、鎮痛剤服用量、勤務中の健康ていす管理室における一時休養時間数、月経困難による休暇日数の激減(P<0.01)をみたことを報告した。この報告より、MM300が子宮内膜症に対する治療効果を有する可能性があると考えた。そこで、少数例を対象として、予備的な検討を行った。その結果、子宮内膜症マーカーCA125、CA19-9の正常化及び月経困難症状の消失を確認した。即ち乳清ミネラルは子宮内膜症に対する治療効果を有する可能性を強く示唆する結果を得たのである。そこで期待通りに、内膜症の治療効果があるか否かにつき、本年度は症例をふやして検討した。その結果極めて興味深い成果を得ることが出来、本剤は子宮内膜症に対する治療効果を有する可能性の高いことを確認することが出来た。今後更に症例を増やしていくことが緊急の課題である。
書籍ページURL
https://www.j-milk.jp/report/paper/commission/9fgd1p0000021e2i.html
http://www.j-milk.jp/tool/kenkyu/gakujutsu/9fgd1p0000021e2i.html
書籍ページURL
https://www.j-milk.jp/report/paper/commission/9fgd1p0000021e2i.html
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