1999年
著者:南部征喜
所属:武庫川女子大学生活環境学部

  • 健康科学
  • 生活習慣病予防

目的

牛乳・乳製品は、栄養価の高い食品であり、積極的に摂取させる必要がある食品の1つであるにもかかわらず、平成10年度の本研究における牛乳・乳製品の摂取に関する調査結果では、小・中学校の児童・生徒の半数近くが毎日牛乳・乳製品を摂取する習慣がなく、また、小児期の予どもをもつ主婦の摂取回数が45歳以上の女性に比べて低いことが明らかである。小児期の家庭における正しい習慣が、中・高年期の食習慣の基礎をなすため、母親に対する牛乳・乳製品の摂取も含めた食餌教育は極めて重要であり、教育効果の評価において、牛乳・乳製品の摂取回数は1つの指標となる。
本研究は、小児の正しい健康感や行動変容をおこさせるための保護者への健康教育指針の作成を終局的な目的とし、平成11年度は対象児童・生徒の保護者への健康教育介入試験の中間報告のための行動変容の解析と、生活環境全体を評価しうる身体指標の開発を試みた。

書籍ページURL
https://www.j-milk.jp/report/paper/commission/9fgd1p0000021ecz.html

2015年9月18日