1994年
著者:黒田善雄
所属:日本女子体育大学

  • 健康科学
  • 骨・筋肉・体脂肪量調節・運動機能・スポーツ

緒言

 牛乳栄養学術研究会の委託研究費により、新体操選手の減量と技術練習を目的とした、1200kcalの低カロリー食合宿を6回行った。その結果、鉄及びタンパク質の摂取量を16mgと70g以上にした時、体重は5日間で平均2kg減少し、血清鉄はやや減少するもののferritinは増加し、この合宿によって貧血になった選手は見られなかった。またferritinが12ng以下で貧血と判定された選手はこの合宿によって改善されることが明らかになった。
今回はこれらの低カロリー食合宿の経験が選手の日常の食事に生かされているかを明らかにするため、競技会前の5日間の食事調査を行った。その結果について低カロリー食合宿を4回以上経験した3-4年生と、2回経験した2年生及び経験のない1年生にわけ、比較検討した。またこれと比較するため、12月に低カロリー食合宿を行った。

書籍ページURL
https://www.j-milk.jp/report/paper/commission/9fgd1p0000021rh3.html

2015年9月18日