食文化と乳・乳製品(3) −沖縄県における乳・乳製品の摂取状況に関する調査の報告−
1994年
著者:香川芳子
所属:女子栄養大学
食生活状況を調査検討する上で、その背景にある食文化・食習慣を考慮することは非常に大切である。そこで本研究では沖縄県の人々の食生活と健康との関連をより明らかにするために沖縄県の各地で食生活調査、行事会の調査などを行い、食生活においては豚肉、海藻、油脂、豆、緑黄色野菜、魚介類の摂取量が全国平均を上廻り、乳製品、芋、果実の摂取量が期待していた程多くないことを報告した。
また、沖縄の食事は歴史的に人や物品の交流の多かった台湾、中国の影響を受けているといわれるが、中国からの帰化人が住んでいる久米村調査において中国料理習得のために包丁人が中国に渡ったことや、中国の祭品を久米村内での食事や行事に取り入れたことを明らかにした。
本年度はそれらをふまえて進貢船、冊封船の寄港地であった座間味島に着目し、食事調査および食生活アンケー卜調査を中心に、沖縄のー離島として特徴的な歴史をもつ、島尻郡座間味村の食生活について報告する。
書籍ページURL
https://www.j-milk.jp/report/paper/commission/9fgd1p0000021rh3.html
また、沖縄の食事は歴史的に人や物品の交流の多かった台湾、中国の影響を受けているといわれるが、中国からの帰化人が住んでいる久米村調査において中国料理習得のために包丁人が中国に渡ったことや、中国の祭品を久米村内での食事や行事に取り入れたことを明らかにした。
本年度はそれらをふまえて進貢船、冊封船の寄港地であった座間味島に着目し、食事調査および食生活アンケー卜調査を中心に、沖縄のー離島として特徴的な歴史をもつ、島尻郡座間味村の食生活について報告する。
書籍ページURL
https://www.j-milk.jp/report/paper/commission/9fgd1p0000021rh3.html