ビタミン・ミネラル代謝に及ぼす持久性運動と食事及び加齢の影響(2)
1993年
著者:小林修平
所属:国立健康・栄養研究所
研究目的
ビタミンは微量で生体の代謝機能を円滑に進めるのに不可欠な栄養素である。とくに、エネルギー代謝レベルが高い持久性スポーツ選手にとっては、ビタミンB群、Cなど水溶性ビタミンが重要な役割をはたしており、最近では脂溶性のビタミンEが疲労回復との関連で注目されている。また、ミネラルの栄養状態の良否はスポーツ遂行能力と密接な関連がある。また、鉄、カルンウムなどミネラルの栄養状態も激しいトレーニングを障害なく遂行し、高い競技力を発揮するために不可欠な要因である。本年度は、昨年度対象とした若年女性と対比し、加齢の影響を検討するために中年女性を対象として、エネルギー消費レベルを考慮しながら、ビタミン・ミネラルの栄養状態を栄養摂取量と、血液生化学的パラメータ、及び骨密度を指標として研究した。
書籍ページURL
https://www.j-milk.jp/report/paper/commission/9fgd1p0000021tvd.html
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