1992年
著者:折茂肇
所属:東京大学医学部老年病学教室

  • 健康科学
  • 高齢者
  • 骨・筋肉・体脂肪量調節・運動機能・スポーツ

研究目的

骨粗鬆症、特に退行期骨粗鬆症は加齢に伴う骨量の減少が病的に亢進し骨折し易くなった病態である。その発症には加齢に伴う骨量減少に加えて遺伝、栄養、ライフスタイル、内分泌的要因など様々な因子が関与していることが知られている。これらは骨粗鬆症の危険因子として把握され個々の因子が本症の発症にどのように関与しているかについての解析がなされてきた。しかしながら現実には複数の因子が様々な時期にしかも同時に関与しているにもかかわらず従来の研究では個々の因子につき断面的な解析が行われてきた。本研究では、骨粗懸症の危険因子であるカルシウム不足に注目し、その供給源として重要な乳製品の摂取状況と骨量との関連につき他の危険因子の関与も考慮に入れ検討した。本研究により骨粗鬆症の予防法を確立する上での重要な情報が得られるものと確信する。

書籍ページURL
https://www.j-milk.jp/report/paper/commission/9fgd1p0000021uzy.html 

2015年9月18日