小児の成人病に対する指導に関する研究(食事指導を含む) -幼児期早期における牛乳摂取および魚介類摂取と高コレステロール血症、肥満の出現の相関についての研究-
1992年
著者:大国真彦
所属:日本大学医学部小児科学教室
はじめに
幼児期早期の食事摂取の内容において最近特に注目されるのは、洋風化のために飽和脂肪酸やコレステロール摂取および摂取エネルギーの過剰であり、カルシウム不足の懸念についての問題である。我々は既に新生児・幼児期や学童期について同様の観点から牛乳摂取と母乳の違いによる検討や学童期における牛乳摂取の効果などについて報告してきた。今回は、3-6歳という食習慣の形成段階としては成人のものの入口として将来への食の嗜好にとっても重要な意味を有するところと考えられ、この時期における代表的で対照的な二つの食品である牛乳と魚介類の摂取状況と最近問題として扱われる頻度の高い高コレステロール血症、肥満との相関について検討した。
書籍ページURL
https://www.j-milk.jp/report/paper/commission/9fgd1p0000021uzy.html
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