1991年
著者:繁田幸男
所属:滋賀医科大学第3内科

  • 健康科学
  • 生活習慣病予防

目的

1991年の日本の死因の第1位は悪性新生物(26.96%)、第2位は心疾患(20.34%)、第3位は脳血管障害(4.27%)である(1991年人口動態統計、厚生省)。この内の第2位、第3位(計、34.61%)の大部分を占める動脈硬化性疾患は、現在の日本の死因の第1位であるとも考えられるが、これはわが国の人口の急速な高齢化に従ってさらに増加するものと推測される。
高コレステロール血症は、この動脈硬化性疾患の危険因子として重要であるとともに頻度が高く、これへの対策としては、食事摂取を含む一般的生活の改善が求められている。従って我々は本研究において、コレステロール含量が多いとされる乳製品の内で、特に牛乳の摂取習慣と高コレステロール血症との関係を調査し、若干の考察を加えてみた。

書籍ページURL
https://www.j-milk.jp/report/paper/commission/9fgd1p0000021ull.html

2015年9月18日