カルシウム摂取と骨粗鬆症ーCalcium Bioavailabilityに関する研究ー
1990年
著者:折茂肇
所属:東京大学医学部老年病学
はじめに
骨粗鬆症の予防におけるカルシウム摂取の重要性についてはこれまでに多くの報告がある。わが国をはじめとするアジア諸国におけるカルシウム摂取量は西欧諸国に比較し少ないと言われている。したがって骨粗鬆症の予防のためにカルシウム摂取を増加させる必要があるが、そのためには第一に、どのくらいの量のカルシウムを摂取すれば骨粗鬆症の発症・進展を予防できるのか、第二にどの様な食物を摂取すれば効果的にカルシウムを摂取可能であるのかについて知る必要がある。我々はこれまでに我国における高齢者女性のカルシウム一日必要量についてカルシウム・バランススタディを用いて検討し報告した。本年度は、前述した第二点に関し種々の食物からのカルシウム吸収率の相違につい検討した。
書籍ページURL
https://www.j-milk.jp/report/paper/commission/9fgd1p0000021u7u.html
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