1990年
著者:三宅浩次
所属:札幌医科大学公衆衛生学

  • 健康科学
  • 生活習慣病予防

はじめに

牛乳飲用の健康に与える影響については、栄養学的な観点から多くの研究が行われている。しかし、食生活は多種類の食品の複雑な相互関係によって構成されているので、単品の牛乳が、直接の影響要因と考えることには問題がある。
本研究では、一地域で成人病検診と同時に食品摂取頻度の調査を実施し、そのデータをもとに、牛乳飲用習慣と各種調査項目との関連を検討した。また血清総コレステロール値、HDL-コレステロール値、血圧、肥満度などの諸健康指標を被説明変数とし、各食品摂取状況を説明変数として多変量解析を行った。その結果、二、三の興味ある知見を得たので報告する。

書籍ページURL
https://www.j-milk.jp/report/paper/commission/9fgd1p0000021u7u.html

2015年9月18日