1989年
著者:折茂肇
所属:東京大学医学部老年病学

  • 健康科学
  • 各ライフステージ

目的

ヒトにおけるCaの吸収率は、何らかの標識を付けたCaを投与し、その血中濃度を経時的に測定、得られたデータをtwo-compartmentモデルで解析すれば求めるごとができる。標識したCaとしては、従来、放射性Ca(45Caなど)が用いられてきたが、被曝の点で問題があり、現在臨床的に用いることは不可能である。安定同位元素は自然界に存在する元素と重さが異なるのみで放射能を持たない同位元素のことでありCaには48Caなどが知られている。我々は、この48Caを用い、ヒトにおけるCa吸収動態が測定し得るか否かを検討した。

書籍ページURL
https://www.j-milk.jp/report/paper/commission/9fgd1p0000021tkn.html

1990年9月1日