1989年
著者:折茂肇
所属:東京大学医学部老年病学

  • 健康科学
  • 高齢者
  • 骨・筋肉・体脂肪量調節・運動機能・スポーツ
骨粗鬆症の成因には、加齢・閉経・遺伝的因子・内分泌的因子・栄養学的因子・環境因子など多くの因子が関与しているが、その中でカルシウム摂取は重要な因子であることが知られている。日本人のカルシウム摂取量は近年増加してきたが欧米人に比較すると非常に少なく、また厚生省が提唱しているCa一日所要量の600mgに満たない現状である。
一方、高齢者におけるCa一日所要量は、加齢あるいは閉経に伴う骨粗鬆症の発症および加齢に伴うCa吸収能の低下を考慮に入れると、若年者に比べ高いことが予想されるが高齢者のCa所要量は検討されていない。そこで我々は、高齢者においてCalcium balance studyを施行するごとにより高齢者のCa一日必要量reconended dietary alowance(RDA)を推定した。

書籍ページURL
https://www.j-milk.jp/report/paper/commission/9fgd1p0000021tkn.html 

2015年9月18日