小児期からの成人病予防 1.6年間隔における小児の肥満度の変化と血清脂質、リポ蛋白コレステロールの変化との関係について -小児高脂血トラッキング背景分析- 2.小児におけるアポリポ蛋白値に関する検討(その1)
1988年
著者:大国真彦
所属:日本大学医学部小児科
はじめに
前年度の研究報告において、本邦小児の6年間隔に渡る縦断的追跡の結果、小児の血清脂質にトラッキングを認めたことを報告した。
本年度は、この小児の血清脂質の経年的変化に影響を及ぼす因子として、肥満度の変化と血清脂質の変化との関係を明確にする目的で行った。
肥満小児の血清脂質、リポ蛋白像は、動脈硬化をおこしやすい方向にあることは、既に知られた事実である。しかしながら、一定地域の特定年齢の小児集団を対象として、肥満度の変化と血清脂質、リポ蛋白像の対応を経年的に検討した報告は未だなされていないと考えられる。そこで、動脈硬化の小児期からの予防の観点から、本研究を行った。
書籍ページURL
https://www.j-milk.jp/report/paper/commission/9fgd1p0000021rwd.html
本年度は、この小児の血清脂質の経年的変化に影響を及ぼす因子として、肥満度の変化と血清脂質の変化との関係を明確にする目的で行った。
肥満小児の血清脂質、リポ蛋白像は、動脈硬化をおこしやすい方向にあることは、既に知られた事実である。しかしながら、一定地域の特定年齢の小児集団を対象として、肥満度の変化と血清脂質、リポ蛋白像の対応を経年的に検討した報告は未だなされていないと考えられる。そこで、動脈硬化の小児期からの予防の観点から、本研究を行った。
書籍ページURL
https://www.j-milk.jp/report/paper/commission/9fgd1p0000021rwd.html