1988年
著者:板倉弘重
所属:国立栄養研究所病態栄養部

  • 健康科学
  • 生活習慣病予防
牛乳・乳製品は、日本人に不足しがちなカルシウムをはじめとし、各種栄養素の給源である。しかし、長年の食習慣の他、乳脂肪と血中コレステロールとの関連などから、乳類の摂取を控える傾向もみられる。また、年齢による摂取の格差もあり、20歳代ではカルシウム及び牛乳の摂取量が最も少なく、市・町村別では11大都市で、世帯業態別では農家世帯での牛乳摂取が少ないというように格差が大きい。既に健常者に牛乳を負荷したところ、大量を長期にわたると血中コレステロールは増加傾向であったことを報告した。今年度は牛乳負荷時の血中脂質経時変化を、血中コレステロール低下効果のある調合植物油を負荷した時の経時変化と比較検討した。

書籍ページURL
https://www.j-milk.jp/report/paper/commission/9fgd1p0000021rwd.html

2015年9月18日