コレステロールを指標とした健康評価における牛乳の役割
1987年
著者:三宅浩次
所属:札幌医科大学公衆衛生学講座
はじめに
食習慣と血清コレステロール濃度との関係は、きわめて複雑である。実際、日常生活の中で、食品1種が新たに加わると、その他の食品摂取や習慣にも変化が出てくる。実験的方法では、他の要因を制御して、1品目だけ変化させ、その効果をみることは可能であろう。しかし、現実の生活とは異なる点に留意しなければならない。また、食品の効果は、短期間に表われるとは限らない。しかし、実験的方法では、長期の影響をみるのは困難である。したがって、牛乳飲用習慣が血清コレステロールを増加させるか否かについて、集団のレベルで確認する方法として、疫学的調査研究は、重要な意義をもつ。
今回は、北海道の一農村、穂別町の成人病検診の一環として行った健康調査の成績を分析し、牛乳飲用習慣と血清コレステロールとの関連を中心に考察を加える。
書籍ページURL
https://www.j-milk.jp/report/paper/commission/9fgd1p0000021qu5.html
今回は、北海道の一農村、穂別町の成人病検診の一環として行った健康調査の成績を分析し、牛乳飲用習慣と血清コレステロールとの関連を中心に考察を加える。
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https://www.j-milk.jp/report/paper/commission/9fgd1p0000021qu5.html