牛乳有害説に対する消費者向け科学リテラシー教材の開発
2019年
著者:山本 輝太郎
所属:明治大学法人 PD
研究成果の概要
本研究では一般消費者が「牛乳有害説」に陥らないためのオンライン教材を開発し、その教材効果を検証した。事前調査の結果から、およそ4割の一般消費者が牛乳有害説を「聞いたことがある」と回答し、「牛乳飲用が乳がんの原因である」「市販の牛乳には抗生物質が含まれている」などの主張が展開されていることが明らかになった。このような実態に基づき、「因果関係と相関関係の違い」や「牛乳の製造・流通に関する知識」などを学習するオンライン教材を開発した。そして、クラウドソーシングを用いたランダム化比較試験によって教材の効果検証を行った結果、最大効果量 1.99, 95%CI[1.69, 2.29] が得られた( Hedges ’ g )。実験結果に基づき、開発教材および達成度テストが実施可能なオンラインページを作成した。
研究分野
消費者教育 科学教育 教育工学
研究分野
消費者教育 科学教育 教育工学
※2019年度「食と教育」学術研究
本研究で開発したWEB教材はこちらからご覧ください
https://gijika.com/rate/literacy_handsOn.html#video06
明治大学 科学コミュニケーション研究会のサイトへ
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- キーワード:
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