2013年
著者:朝倉比都美
所属:帝京大学医学部付属病院栄養部

  • 食育・教育
  • 乳幼児

研究成果の概要

幼児期の子供たちに牛乳の役割と重要性について正しく理解してもらう。
今回、我々は1 日のカルシウム摂取量が推奨量を下回っている、給食制度の無い子供たちを対象に、食育・栄養・牛乳・酪農テーマにバランスの良い食事と牛乳摂取の重要性を啓発したいと考えた。
そこで、子供向けの食育・栄養・牛乳・酪農をテーマにカルタを作成し、幼稚園にて子供たちに実践した。同時に、幼稚園教諭・保育士にカルタと子供たちの反応についてアンケート評価を依頼した。
カルタ大会では、子供たちは意欲的に取り組んだ。会話の中に自然と食育や牛の話などが入ってくることもあった。しかし、読み札の文章が長いものや濁点を含むもの、一部漢字の使用もあり、文章を理解するのにはやや難しいように感じた。実践を踏まえて、①デザインや書かれている絵が子供たちの興味を誘うことから、飾り物やカードのように置いておき自由を手に取って見られるようにする。②振り仮名をふって、子供たちだけで遊べるようにする。③読み札と絵札を20組程度選び神経衰弱で遊ぶ。牛と牛乳を表にして合わせる。以上のように遊び方の工夫やカルタに改良を加えると、カルタからの教育効果がより上がると考えた。また合わせて、パワーポイントによる講習を受けると、カルタにからの「バランスの良い食事や牛乳の栄養」についてのメッセージを体系立てて理解できるようになり、一層教育効果が上がるであろう。

研究分野:子供の食育

書籍ページURL
https://j-milk.jp/report/paper/alliance/berohe000000lbx7.html
キーワード:
子供牛乳食育カルタ

2015年9月21日