2023年度「牛乳乳製品健康科学」学術研究の公募

「牛乳乳製品の価値向上に繋がる医学・栄養学・食品科学・スポーツ科学等の分野の課題」に係る学術研究

<牛乳乳製品健康科学会議>

牛乳乳製品の栄養健康機能に係る学術的エビデンスを研究検証し、研究活動を通じて日本人の健康増進に貢献することを目的として、平成24年3月に設立した健康科学分野の研究者で組織される一般社団法人Jミルクの外部連携組織。

代表幹事 折茂 肇(骨粗鬆症財団理事長)


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2023年度「牛乳乳製品健康科学」学術研究の公募(PDFファイル:0.5MB)

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2023年度「牛乳乳製品健康科学」学術研究実施要領(Wordファイル)

実施要領(抜粋)

1. 募集研究テーマ

  研究テーマ 内 容
1 牛乳乳製品が免疫機能や腸内環境に及ぼす影響に関する研究 牛乳乳製品あるいはその成分の免疫機能や腸内環境に及ぼす影響に関する基礎的・臨床的研究
特に、今回は下記2テーマを重点課題として取り上げる
●牛乳乳製品あるいはその成分が感染症の予防・回復に及ぼす影響に関する研究
●牛乳乳製品あるいはその成分が腸内環境や腸管免疫機能に及ぼす影響に関する研究
【キーワード】感染防御、自然免疫、獲得免疫、腸内環境、腸内菌叢、腸内細菌、脳腸相関、腸管免疫機能、抗炎症、アレルギー、免疫寛容
2 牛乳乳製品の栄養学的価値に関する研究

牛乳乳製品がすべてのライフステージにおいてもつ栄養学的価値に関する疫学研究、基礎研究、介入研究
特に、今回は下記2テーマについて重点課題として取り上げる
●若年層の牛乳乳製品摂取の意義についての研究
●牛乳乳製品摂取とフレイル・認知症との関連性についての研究
【キーワード】フレイル、サルコペニア、ロコモティブシンドローム、認知症、軽度認知障害(MCI)、肥満、メタボリックシンドローム、糖尿病、高血圧、脂質異常、低栄養、骨粗鬆症、乳糖不耐、学校給食、発育と成長、スポーツ栄養、行動変容、ビタミンD

3 牛乳乳製品に関わる新規探索研究

牛乳乳製品の価値向上につながる牛乳乳製品が健康に及ぼす影響に関する基礎的、臨床的新規探索研究
【キーワード】持続可能な開発目標(SDGs)、新規有用成分の探索、新規解析法の開発、チーズに関する新規探索研究、 学際的(領域横断的)研究

4 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)がもたらした生活への影響と牛乳乳製品との関連に関する調査・研究

新型コロナウイルスによる感染症(COVID-19)により食生活や生活様式が大きく影響を受けた中で、牛乳乳製品摂取の現状や牛乳乳製品が果たすべき役割に関する調査や基礎的・応用的研究
【キーワード】感染予防、後遺症、食生活、生活様式、栄養不足、栄養バランス、学校給食、運動不足、睡眠、精神面での健康

2. 研究採用数

上記をテーマとする研究計画の応募申請の中から10件程度を採用する。

3. 応募資格

国内の大学および短期大学、高等専門学校、国・地方公共団体の研究所、独立行政法人の研究機関等で学術研究を行っている個人またはグループの研究者等(大学院生含む)とする。

4. 委託の要件

(1) 未発表の研究であること。
(2) 研究については、COVID-19等のウイルス感染症の蔓延等により、国内外の移動や調査が制限されることを前提に、ニューノーマル時代に適応した実施可能な方法であること。
(3) 研究については、「健康科学会議」研究評価委員会(以下、「研究評価委員会」という)に報告書を提出し、評価を受けること。
(4) 外部への研究発表に際しては、事前に「健康科学会議」に了解を得るとともに、「健康科学会議」および「Jミルク」の学術研究費の助成を受けたことを明らかにすること。
(5) 研究成果の全部もしくは一部を刊行し、または発表した場合は、その刊行物または別刷の3部を添付して、「健康科学会議」および「Jミルク」に報告しなければならない。
(6) 研究成果は、原則として、研究期間終了後2年以内に、学会誌などで公表すること。
(7) 研究対象(材料)について
 研究対象(材料)は、特定の商品ではなく、牛乳または乳製品共通の価値向上に繋がる、一般化できる材料を対象とする。
(8) 動物実験について
 公的に実施義務のない動物実験はできる限り代替法等による研究で実施すること。

 

5. 委託研究期間

原則として1年を超えないものとする。但し、研究の内容によっては、最長3年間とするが、1年以上の期間の研究を申請する場合は、全期間にわたる研究計画・支出計画を申請書に明確に記すこと。
なお、年度ごとに中間報告を行い、成果が認められない場合は、研究委託を中止する場合がある。

6 委託研究費

年間1件当たり原則として150万円(消費税込)以内とする。
なお、複数年度の研究においては、研究年度×年間委託研究費を上限額とする。
 
  • 個人契約で実施する場合は、所得税法等の規定により源泉所得税の課税対象となる。研究費からの所得税の支出は認めない(本研究費は、全額を研究費として充てること)。
  • 本学術研究は全国の研究機関を対象とした公募型のプロジェクトであり、研究助成として業務委託する。本委託研究費は、全額を調査・研究費に充てる為、研究機関に支払う間接費等に関しては、必要に応じて所属機関内にて免除手続き等を行なう。やむを得ず本研究費にかかる間接経費を求める場合に限り申請額の中で計上する。なお、所属機関との契約を希望する場合、申請者はあらかじめ所属機関と間接経費について確認を行い、申請すること。

7. 選考方法

「健康科学会議」学術研究選考委員が、必要に応じ各分野の専門家の意見を参考とし、決定する。 

<選考委員会> (委員は五十音順)
委員長 折茂 肇   公益財団法人 骨粗鬆症財団 理事長
委 員 上西 一弘  女子栄養大学 栄養学部栄養生理学研究室 教授
委 員 岡山 明   一般社団法人 適塩・血圧対策推進協会 代表理事
委 員 大日向 耕作 京都大学大学院 農学研究科 准教授
委 員 小川 純人  東京大学大学院 医学系研究科 准教授
委 員 川原 貴   一般社団法人 大学スポーツ協会 副会長
委 員 桑田 有   特定非営利活動法人 国際生命科学研究機構 副理事長
委 員 齋藤 忠夫  東北大学 名誉教授 
委 員 清水 誠   東京大学 名誉教授
委 員 下条 直樹  千葉大学予防医学センター 特任教授
委 員 中村 丁次  神奈川県立保健福祉大学 学長

8. お問い合わせ先

〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台2丁目1番20号 お茶の水ユニオンビル5階
一般社団法人Jミルク内 「牛乳乳製品健康科学会議」事務局 担当:池上
電話:03-5577-7494
FAX:03-5577-3236
E-mail:m-kenkou★j-milk.jp(★を@に変更して送信してください)

2022年9月30日