2001年
著者:細井孝之
所属:東京都老人医療センター内分泌科

  • 健康科学
  • 各ライフステージ

背景と目的

発酵乳製品のカルシウム含有量は通常の牛乳とはほぼ同等かやや上回り、有用なカルシウム源としての役割を担っていることは疑いのないところである。一方、発酵乳製品は牛乳にはない生理活性物質が未知のものも含めている可能性が高い。それらの物質の中で、近年その欠乏が骨折のりスクを高めることにつながることが示唆されているビタミンKに我々は注目している。発酵乳製品にはビタミンK2が多く含有されており、通常の牛乳以上に骨の健康維持・増進に有用である可能性がある。
本研究で、発酵乳製品の摂取状況と高齢者の骨代謝ならびに骨量、骨折発生の状況、血清ビタミンK濃度との関連を検討する。

書籍ページURL
  https://www.j-milk.jp/report/paper/commission/9fgd1p0000021dt1.html

2015年9月18日