1993年
著者:折茂肇
所属:東京大学医学部老年病学教室

  • 健康科学
  • 各ライフステージ

研究目的

加齢にともない骨粗鬆症の頻度が増加するが、その病因は単一ではなく種々の因子が複雑に絡み合っていると考えられる。すなわち骨粗鬆症の発症に加齢、遺伝、栄養、ライフスタイル、内分泌的要因など様々な要因が関与していると考えられている。日本人においてはCa不足が骨粗鬆症の危険因子として重要な位置を占めていることが知られている。一方、骨量低下を早期に発見し、より早期に低骨量に対する対策を講ずることが、骨粗鬆症に基づく骨折の予防にとって必要なことである。我々は東京都の1特別区において一般住民を対象としたスクリーニングシステムを構築中である。本報告ではこのンステムにおけるdual photon absorptiometryによる骨密度の測定結果と今後の課題を示すとともに、同一人について経年的に骨密度を追跡しえた対照者について骨密度の変化とカルシウム摂取量との関連を検討した。

書籍ページURL
https://www.j-milk.jp/report/paper/commission/9fgd1p0000021tvd.html 

2015年9月18日