1992年
著者:保崎純郎
所属:東京医科歯科大学医学部保健衛生学科

  • 健康科学
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はじめに

成人病の発症の原点は小児期からという観点から、我々は小児期からの成人病予防検診システムについて継続的に検討している。昨年度までに、日本学校保健会が作成した『子供のための成人病予防検診システム』に準じた検診を行い、このシステムが成人病の危険因子のある児童の選別に有用であることを確認し、このシステムによる高スコア群すなわち高リスク群を効率的に判定する方法として、血液検査から得られるデータの有無により予測する判別式を作成し両群を比較した。
本年度は、この判別式を作成する基となった対象例(intrinsic data)ではなく、新たな検診によって児童から得られたデータ(extrisic data)に適応し、その有用性につき検討した。また、食事指導の参考とするために牛乳の摂取量と、総コレステロール値や成人病スコア値を比較した。

書籍ページURL
https://www.j-milk.jp/report/paper/commission/9fgd1p0000021uzy.html

2015年9月18日