1991年
著者:村田光範
所属:東京女子医科大学付属第二病院小児科

  • 健康科学
  • 各ライフステージ
最近のわが国の生活様式は、西欧型先進国型都市型文化生活といわれるもので、豊かで、平和で、自由な生活ではあるが、その反面栄養摂取の過剰と偏り、運動不足、ストレスの増加など、小児の生活にも大きな影響を及ぼし、肥満や高脂血症、高血圧といった危険因子が小児期から問題になっている。
わが国の栄養問題の1つにカルシウム摂取不足があるが、カルシウムの補給源として牛乳は優れた食品のlつであるが、脂肪分が比較的多いため、高脂血症を助長するということで、西欧では脱脂乳、あるいは低脂肪牛乳が主流を占める傾向になっている。しかし、わが国ではまだまだ牛乳の消費量は西欧に比べて少なく、厚生省の栄養指導においても成長期には「牛乳、乳製品の摂取」が奨励されているのが原状である。
そこで、本年度も血清脱質と乳製品摂取量との関係を5-6歳児を対象に検討した。

書籍ページURL
https://www.j-milk.jp/report/paper/commission/9fgd1p0000021ull.html

2015年9月18日