1990年
著者:籏野脩一
所属:淑徳大学社会福祉学部

  • 健康科学
  • 各ライフステージ
A.循環器疾患予防への牛乳飲用習慣の寄与(田中、土田班員)
N県S市A-1地区における1977年の調査成績(コホート第一回調査時)から
対象 40歳以上住民2,338名(男987、女1,351)
栄養素および食品群別摂取量は食物摂取頻度調査による
B.農村住民の牛乳飲用習慣と生体指標、脳卒中発生率との関係(権平班員)検診成績は1990年の成績(男1,341、女2,452、計3,793名)に基づく。
C.骨粗鬆症検診の成績(鏡森班員)
鏡森班員は福井県の山間部にある大野市の一地区(六呂師)と海岸部にある一地区(国見)とで、住民の食物摂取状況とくに牛乳摂取量、Ca摂取量等と尿中ヒドロキシプロリンの排液量について調査した。ヒドロキシプロリンは謬原を構成する主要なアミノ酸であるプロリンの代謝産物で、体内で鯵原の分解が起こっている時などに尿中排泄量が増すことが知られている。肝、腎機能障害がない場合、その増量は、骨質の分解の進行と平行すると考えられている。尿中ヒドロキシプロリン排泄量は早朝1回尿についてクレアチニン量との比を用いて補正して推定した。牛乳摂取量は栄養士の聞取り調査による。次の7段階に分類した。
1)ほとんど飲まない 2)週1-3本 3)週4-6本 5)1日1本 6)1日2本 7)1日4本以上。カルシウム摂取量は、この情報と体重・身長・労働強度から、栄養素別に摂取量を計算した。

書籍ページURL
https://www.j-milk.jp/report/paper/commission/9fgd1p0000021u7u.html

2015年9月18日