1988年
著者:村田光範
所属:東京女子医科大学付属第二病院小児科

  • 健康科学
  • 各ライフステージ

はじめに

小児期からの動脈硬化性病変の進展に対する予防の重要性が認識され、小児においても動脈硬化促進危険因子への対応が必要となってきている。危険因子である高脂血症、高血圧や肥満を小児期に見つけ、それに対応することは、動脈硬化の予防に繋る。そこで小児を対象に1984年から千葉県八日市場市で動脈硬化促進危険因子のスクリーニングを実施している。肥満や血清脂質値は食習慣の影響が大きいと考えられ、栄養調査も同時に行ってきた。昨年度の栄養調査では小学生の乳類、特に牛乳類の摂取率が低いことが判明した。食習慣は幼児期に確立することから、今回5歳児の血清脂質と栄養摂取情況について検討した。

書籍ページURL
https://www.j-milk.jp/report/paper/commission/9fgd1p0000021rwd.html

2015年9月18日