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メールマガジン 乳の学術連合 News Vol.63
2026年4月1日
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メールマガジン 乳の学術連合 News Vol.63を乳の学術連合事務局からお届けします。
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┗https://m-alliance.j-milk.jp/jmilk-news/2026news/detail/magazine.html
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◆ INDEX ◆
1. 乳の学術連合からのお知らせ
(1) 2026年度研究の採択結果
(2) 幹事会の開催
(3) 研究計画発表会の開催
(4) 会員等の研究活動
▽研究報告書の公開
2. Jミルクからのお知らせ
(1) 牛乳乳製品に関する国内外研究・調査情報
@ACADEMIC RESEARCH Update
▽Vol.62 全脂肪乳製品の摂取は将来的な冠動脈石灰化リスクの軽減と関連する
A「牛乳乳製品に関する食生活動向調査2025」一次調査結果及び二次調査結果
(2) 酪農乳業に関する国内・海外情報
@国際酪農乳業情報(J-MILK INTELLIGENCE)
▽乳タンパク質が乳価を動かす時代へ?米国:乳脂肪の飽和と乳タンパク質の台頭?
A海外酪農ニュースレター No.5(2026年3月)
▽海外酪農の“いま”を探る:現場に価値をもたらす新技術―IFCN 酪農技術ウェビナーから
BIDF酪農乳業の持続可能性見通し第9号(仮訳)
3. トピックス
(1) 「牛乳でスマイルプロジェクト」PR 動画を公開
(2) 酪農乳業の未来への取り組みサイト「Future Milk Action 動かそう、酪農乳業の未来。」を公開
(3) 連載コラム「にほんの酪農・歴史さんぽ」
▽【第7弾 静岡編】 第4回 酪農導入の後期(明治30年頃〜大正末期) 〜その1 畜牛の改良と増殖
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1. 乳の学術連合からのお知らせ
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(1) 2026年度研究の採択結果
乳の学術連合が実施する2026年度研究について、各研究会の評価委員会(審査委員会)、幹事会を経て決定しました。
┗https://m-alliance.j-milk.jp/koubo/2026/senkokekka.html
(2) 幹事会の開催
各研究会では、2025年度事業報告及び2026年度事業計画を主な議題として、幹事会を開催しました。
@ 牛乳乳製品健康科学会議:2026年3月6日(金)実施済
A 乳の社会文化ネットワーク:2026年3月19日(木)実施済
B 牛乳食育研究会:2026年3月18日(水)実施済
(3) 研究計画発表会の開催
乳の社会文化ネットワークと牛乳食育研究会は、2026年度研究採択者による研究計画発表会を開催しました。
参加者同士の積極的なディスカッションが行われました。
@ 乳の社会文化ネットワーク:2026年3月19日(木)実施済
A 牛乳食育研究会:2026年3月18日(水)実施済
(4) 会員等の研究活動
▽研究報告書の公開
§ 澤邉 潤 先生(新潟大学創生学部)
「「乳」を多面的視点から学ぶ総合学習単元の開発と評価 −「生産者」「流通(社会経済)」「消費者」の3つの視点から−」
┗https://m-alliance.j-milk.jp/ronbun/gyunyushokuiku/shoku_study2023-02.html
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2. Jミルクからのお知らせ
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(1) 牛乳乳製品に関する国内外研究・調査情報
@ACADEMIC RESEARCH Update
▽Vol.62 全脂肪乳製品の摂取は将来的な冠動脈石灰化リスクの軽減と関連する
心血管の健康のためにしばしば無脂肪や低脂肪の乳製品が推奨されますが、その根拠とされるのは中高年を対象とした研究がほとんどであり、乳製品と心血管疾患の関連について一貫した研究結果は得られていません。
こうした中、米国の若年成人を対象に、乳製品の摂取量と、心血管疾患のリスク因子である冠動脈石灰化(CAC)の有無を調査する前向きコホート研究が行われ、The Journal of Nutrition誌に掲載されました。
この研究では、「全脂肪乳製品を多く摂取する人ほど中年期のCACリスクが低く、全脂肪乳製品は心血管リスクを低下させる可能性が示唆された」とし、さらに「全脂肪乳製品よりも低脂肪乳製品を推奨する食事ガイドラインは再検討が必要ではないか」とも述べています。
┗詳細はこちら https://www.j-milk.jp/report/study/acad.research/202603_vol62.html
A「牛乳乳製品に関する食生活動向調査2025」一次調査結果及び二次調査結果
Jミルクが実施する「牛乳乳製品に関する食生活動向調査」は、2012年度より毎年実施されているインターネットを活用した全国1万人の大規模消費者調査です。
今回の報告は、2025年10月10日〜12日に実施した「一次調査」と、2026年1月16日〜18日に実施した一次調査を補完する「二次調査」の結果です。
生活者における牛乳乳製品への消費マインドにどのように影響が生じ始めているのか、そして牛乳乳製品の消費はどのような方向に向かい、どのような消費喚起策を議論していくべきかなどの議論を開始していくうえで、重要な情報を提供するものと考えます。
┗詳細はこちら
一次調査結果 https://www.j-milk.jp/report/trends/Research2026_1.html
二次調査結果 https://www.j-milk.jp/report/trends/Research2026_2.html
(2) 酪農乳業に関する国内・海外情報
@国際酪農乳業情報(J-MILK INTELLIGENCE)
▽乳タンパク質が乳価を動かす時代へ?米国:乳脂肪の飽和と乳タンパク質の台頭?
米国乳業は今、大きな転換点にある。近年、?国の飲用乳生産量は比較的横ばい状態が続いている一方で、より多くの生産者が乳成分を最適化するためにゲノミクス(遺伝子情報に基づく改良)と繁殖技術を活用し、国内の生乳生産における乳脂肪分と乳タンパク質含有量は記録的なペースで増加しています。
中でも、過去10年において乳価を牽引してきたのは乳脂肪であったが、乳脂肪の急速な増加は、乳処理の現場に供給過剰や品質の課題をもたらしています。
一方、消費者の高タンパク質志向と乳業会社の乳処理設備への投資によって、2025年以降は乳タンパク質が乳価の主役となるという見方が強まっています。
このように、乳生産は「量」から「成分(乳タンパク質・乳脂肪)価値」へ、そして、成分価値は「乳脂肪」から「乳タンパク質」へと明確にシフトし、乳価体系やサプライチェーンの調整が迫られています。
本報告は、米国の農業・農村・関連インフラを支える協同組合系の最大の金融機関であるCoBank, ACB(Agricultural Credit Bank)の乳製品の市況と生産に関する最近のレポート取りまとめたものです。
┗詳細はこちら https://www.j-milk.jp/report/international/intelligence202603_1.html
A海外酪農ニュースレター No.5(2026年3月)
▽海外酪農の“いま”を探る:現場に価値をもたらす新技術―IFCN酪農技術ウェビナーから
国際酪農比較ネットワーク(IFCN)は、米国の酪農専門メディア『プログレッシブ・デーリー』と連携し、「酪農技術ブリーフィング2026」を1月にウェビナー方式で開催しました。
「酪農現場で、本当に価値をもたらす技術はどんなものか、どんな技術がまだ“過度な期待”の段階にあるのか?」を中心テーマに、米国の酪農家、米英の専門家を交えてパネル討論を行いました。
┗詳細はこちら https://www.j-milk.jp/report/international/Newsletter.html
BIDF酪農乳業の持続可能性見通し第9号(仮訳)
世界の酪農乳業界がどのように各国の気候コミットメントに沿った取り組みを行い、国連の持続可能な開発目標を推進し、持続可能性に関するデーリー・パリ宣言(PDDS)を実行に移しているかを紹介しています。
IDF加盟6カ国(フランス、メキシコ、オランダ、南アフリカ、スペイン、米国)と酪農乳業ステークホルダー1企業(テトラパック社)の報告を掲載しています。
┗詳細はこちら https://www.j-milk.jp/report/international/idf-dairy-sdgs-9.html
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3. トピックス
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(1) 「牛乳でスマイルプロジェクト」PR 動画を公開
消費者の皆様に、季節による生産と消費の変動、バターや脱脂粉乳の需給バランスの難しさなどをご理解いただき、本プロジェクトの目的である、年間を通して牛乳・乳製品を「もっとおいしく、もっと楽しく食べていただく」ことの大切さを伝えています。
PR動画は、本編(2分33秒)と、SNS やイベントなどで活用しやすい 30秒のショート版を制作しており、幅広くご活用いただけるようデータ提供も行ってまいります。
┗「牛乳でスマイルプロジェクト」ポータルサイト https://smile.j-milk.jp/
┗PR動画はYouTube Jミルク公式チャンネルで公開中!
・本編(2分33秒) https://www.youtube.com/watch?v=W5kWFQOA5DQ
・ショート版(30秒) https://www.youtube.com/watch?v=rpxnrBMCexs
(2) 酪農乳業の未来への取り組みサイト「Future Milk Action 動かそう、酪農乳業の未来。」を公開
酪農乳業界が目指す将来像や業界として克服すべき課題への対応などについて、現状や取り組みの方向性をまとめ発信する新たなウェブサイトを公開しました。
酪農生産基盤の維持・強化や牛乳・乳製品の消費拡大のほか、社会的課題である温室効果ガスの排出削減などサステナビリティに関わる情報に重点を置き発信していきます。
ぜひご覧ください!
┗詳細はこちら https://www.j-milk.jp/sustainability/
(3) 連載コラム「にほんの酪農・歴史さんぽ」
にほんの酪農・歴史さんぽ 連載一覧
┗https://www.j-milk.jp/knowledge/column/sampo_index.html
▽【第7弾 静岡編】 第4回 酪農導入の後期(明治30年頃〜大正末期) 〜その1 畜牛の改良と増殖
明治30年頃から大正末期にかけての静岡県では、牛乳の飲用普及や乳製品製造の伸びに伴い、それまでの役牛中心から乳牛中心へと飼育の目的が大きくシフトしていきました。
大正14年には静岡県の搾乳量が全国の7.3%に達しており、現代に続く酪農王国の礎が築かれました。
特に興味深いのは、民間の力が大きな役割を果たしている点です。
花島兵右衛門や仁田大八郎といった先駆者たちが米国からホルスタイン種を直接輸入し、三島種牛場を設立して乳牛の改良・繁殖を主導しました。
これが後の「乳の郷」としての基盤となり、行政による種牡牛の貸与規則や産牛共進会の開催といった施策と相まって、静岡の酪農技術は飛躍的に向上しました。
また、教育面では田方農林学校が地域農業のリーダーを育成し、経営面では「乳牛小作」と呼ばれる多様な貸借形態が普及するなど、単なる牛の増殖にとどまらない社会的な広がりを見せていました。
┗詳細はこちら https://www.j-milk.jp/knowledge/column/shizuoka04.html
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┗m-alliance@j-milk.jp
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【発行】一般社団法人Jミルク 学術調査グループ
乳の学術連合URL https://m-alliance.j-milk.jp/index.html
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JミルクURL https://www.j-milk.jp/index.html
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