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 メールマガジン 乳の学術連合 News  Vol.56
                     2025年9月1日
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メールマガジン 乳の学術連合 News Vol.56を乳の学術連合事務局からお届けします。
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◆ INDEX ◆
1. 乳の学術連合からのお知らせ
(1) 研究報告会の開催
(2) 幹事会等の開催
(3) 2026年度学術研究の公募について
(4) ジャパンミルクコングレス2025のご案内
(5) 会員等の研究活動
▽清水池 義治 先生(乳の社会文化ネットワーク 会員):日本農業市場学会2025年度学会賞(学術賞) 受賞

2. Jミルクからのお知らせ
(1) 牛乳乳製品に関する国内外研究・調査情報
ACADEMIC RESEARCH Update
▽Vol.55 幼児期における牛乳・チーズ・ヨーグルトの摂取は虫歯予防に有益
(2) 酪農乳業に関する国内・海外情報
@国際酪農乳業情報(J-MILK INTELLIGENCE)
▽今後10年間、世界の生乳生産は年率1.8%で増加し、消費はアジアでのフレッシュ乳製品の増加と欧米でのチーズの伸びに支えられると予測
AGDP報告書「業績報告書2024」(仮訳)
(3) 「J-MILK REPORT Vol.51」2025年夏号

3. トピックス
(1)  連載コラム「にほんの酪農・歴史さんぽ」第6弾『福岡編』
▽第4回 明治時代創業の小さな乳業会社“柳川牛乳”の物語 〜藤島豊太郎一代記〜 その4
▽第5回 古い牛乳ビンに見る「牛乳と鉄道」の関係〜その1

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1. 乳の学術連合からのお知らせ
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(1) 研究報告会の開催
各研究会では、主に2024年度に実施した研究について、研究報告会を開催し、参加者による活発な意見交換が行われました。

▽牛乳乳製品健康科学会議:「牛乳乳製品健康科学」学術研究報告会 2025年8月16日(土) 報告数12題
参加者数:研究報告者・共同研究者・幹事・研究評価委員・事務局 計29名
上位賞は、研究評価委員会を経て9月の幹事会で決定します。

▽乳の社会文化ネットワーク:「乳の社会文化」学術研究報告会 2025年8月23日(土) 報告数7題
参加者数:研究報告者・共同研究者・幹事・会員・事務局 計27名
研究審査委員会にて、以下を上位賞として選出しました。
(最優秀賞)
「酪農法人における企業価値評価方法の確立に向けた実証分析」
東京農業大学国際食料情報学部 犬田 剛 先生

▽牛乳食育研究会:「食と教育」学術研究報告会 2025年8月22日(金) 報告数4題
参加者数:研究報告者・共同研究者・幹事・会員・事務局 計23名
研究評価委員会での協議の結果、上位賞の該当者はありませんでした。

(2) 幹事会等の開催
乳の社会文化ネットワークおよび牛乳食育研究会では、主に2026年度公募研究テーマの検討等のため、幹事会を開催しました。
▽乳の社会文化ネットワーク 幹事会 2025年8月23日(土)
▽牛乳食育研究会 幹事会 2025年8月22日(金)

牛乳乳製品健康科学会議では、2024年度終了学術研究の評価、2026年度学術研究実施要領案の審議等のため、研究評価委員会および幹事会を開催します。
▽牛乳乳製品健康科学会議 研究評価委員会 2025年9月1日(月)
▽牛乳乳製品健康科学会議 幹事会 2025年9月9日(火)

(3) 2026年度学術研究の公募について
▽2026年度の研究公募は、2025年10月1日〜12月31日の期間で実施し、実施要領は乳の学術連合学術研究の公募ページに掲載する他、全国の研究所、大学、学会等約1,100か所にメール等でご案内します。
┗(例)2025年度学術研究の公募ページ
 https://m-alliance.j-milk.jp/koubo/2025/index.html

(4) ジャパンミルクコングレス2025のご案内
2025年11月29日(土)にTKPガーデンシティPREMIUM神保町において、乳の学術連合における最新知見や研究成果を発表する学術研究集会「ジャパンミルクコングレス2025」を開催します。
日本酪農科学会との連携による食品科学分野の研究成果も含めた発表や、外部講師を招いた特別講演等も予定しています。
多くの皆様のご参加をお待ちしています。
(プログラム準備中!参加申込は9月下旬開始予定)
┗詳細はこちら 
乳の学術連合ウェブサイト: https://m-alliance.j-milk.jp/jmilk-news/2025news/detail/0606.html
Jミルクウェブサイト: https://www.j-milk.jp/news/2025congress.html

(5) 研究成果の報告
▽清水池 義治 先生(乳の社会文化ネットワーク 会員):日本農業市場学会2025年度学会賞(学術賞) 受賞
北海道大学大学院農学研究院の清水池 義治 准教授が編著者である書籍『躍動する中国の酪農乳業と生乳流通−2008年メラミン事件以降の展開−』が、2025年7月5日(土)に開催された日本農業市場学会2025年度大会において、学会賞の一つである学術賞を受賞しました。
この書籍は、中国の酪農乳業と生乳流通について、2008年のメラミン事件以降の展開を実証的に分析したものです。
特に、内モンゴル自治区と沿岸部(山東省・遼寧省など)でみられる中規模酪農経営の市場対応の違いを実証的に解明した点、また、これらの分析に基づき、中国全土における生乳の需給調整モデルを提示した点が高く評価されました。
なお、本書には2020年度「乳の社会文化」学術研究の研究成果が含まれています。
┗詳細はこちら https://m-alliance.j-milk.jp/jmilk-news/2025news/detail/0828.html

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2. Jミルクからのお知らせ
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(1) 牛乳乳製品に関する国内外研究・調査情報
ACADEMIC RESEARCH Update
▽Vol.55 幼児期における牛乳・チーズ・ヨーグルトの摂取は虫歯予防に有益
う蝕(虫歯)は世界的な健康課題であり、日本の幼児でも一定の割合で乳歯に虫歯があります。
欧米では牛乳乳製品の摂取が虫歯予防に役立つ可能性が示唆されていますが、欧米ほど牛乳乳製品を摂取していないアジアではあまり研究されていません。
こうした中、日本の3歳児を対象に牛乳乳製品の摂取と虫歯の関連を検討した横断研究がJournal of pediatric gastroenterology and nutrition誌に掲載されました。
この研究では、「牛乳乳製品の摂取量が比較的少ない日本でも、牛乳・チーズ・ヨーグルトの摂取は幼児の虫歯予防に有益であることが示された」としています。
┗詳細はこちら https://www.j-milk.jp/report/study/acad.research/202508_vol55.html

(2) 酪農乳業に関する国内・海外情報
@国際酪農乳業情報(J-MILK INTELLIGENCE)
▽今後10年間、世界の生乳生産は年率1.8%で増加し、消費はアジアでのフレッシュ乳製品の増加と欧米でのチーズの伸びに支えられると予測
経済協力開発機構(OECD)と国連食糧農業機関(FAO)は 7月15日、今後10年間の世界の農業の動向を作目ごとに見通した、年次報告書「農業アウトルック(Agricultural Outlook)2025-2034」を発表しました。
今後、中所得国の所得増加に伴い、動物由来食品の消費が増加する見込みですが、世界的な栄養不足の解消と温室効果ガス排出量の削減のためには、農業生産性の向上が必要とされています。
アジアでは主にフレッシュ乳製品の消費が増加し、欧米ではチーズの消費は伸びるものの、乳製品全体の消費は鈍化すると予測されています。
生乳生産量は、主に1頭あたりの乳量増加により、世界の生乳生産量は今後10年間で年率1.8%増加すると見込まれています。
乳製品の三大輸出国・地域であるニュージーランド、欧州連合(EU)、米国の主要3か国・地域を合わせると、生乳生産量の伸びは鈍化するものの、世界の乳製品輸出量の約70%を占めると予測されています。
今回は、年次報告書の中から、「予測の要点」、「市場予測」、「リスクと不確実性」について紹介します。
┗詳細はこちら https://www.j-milk.jp/report/international/intelligence202508_1.html

AGDP報告書「業績報告書2024」(仮訳)
グローバル・デーリー・プラットフォーム(GDP)が作成した、2024年の年次業績報告書の翻訳(仮訳)です。
この報告書では、2024年のGDP活動計画に沿って実施された活動の成果について説明されています。
┗詳細はこちら https://www.j-milk.jp/report/international/202508report.html

(3) 「J-MILK REPORT Vol.51」2025年夏号
牛乳でスマイルプロジェクト」の旗のもと、酪農乳業界が一体となって進める牛乳・乳製品の需要拡大の取り組みについて特集します。
「ミルクの気になるギモン」では “秋バテ×牛乳・乳製品”を取り上げます。ぜひご覧ください。
┗最新号はこちらから https://www.j-milk.jp/about/report/index.html#hdg2

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3. トピックス
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(1) 連載コラム「にほんの酪農・歴史さんぽ」第6弾『福岡編』

にほんの酪農・歴史さんぽ 連載一覧
https://www.j-milk.jp/knowledge/column/sampo_index.html

▽第4回 明治時代創業の小さな乳業会社“柳川牛乳”の物語 〜藤島豊太郎一代記〜 その4
福岡県南の水郷のまち、柳川市にある株式会社柳川牛乳(以下、柳川牛乳)。
明治時代中頃、牛をつれて佐賀・小城からやってきた藤島豊太郎が創業した歴史ある乳業会社です。
柳川で牛乳の製造販売を行い、柳川の発展にも尽くした藤島豊太郎の半生を、当時の世相とともにご紹介します。
┗詳細はこちら https://www.j-milk.jp/knowledge/column/fukuoka04.html

▽第5回 古い牛乳ビンに見る「牛乳と鉄道」の関係〜その1
福岡県内では、小郡市にある九州歴史資料館、築上郡築上町にある旧藏内邸、直方市にある直方市教育委員会の3箇所に、古い牛乳ビンが大切に保管されています。
それぞれが「ほぉ〜」って感心してしまう特徴的なものですが、それらの牛乳ビンを見ると「牛乳と鉄道」の関係が浮かび上がってきます。
今回は、県内で保管されている古い牛乳びんを紹介しながら、「牛乳と鉄道」の関わりを探ります。
┗詳細はこちら https://www.j-milk.jp/knowledge/column/fukuoka05.html

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 【発行】一般社団法人Jミルク 学術調査グループ
 乳の学術連合URL https://m-alliance.j-milk.jp/index.html
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