2014年
著者:Skreden M, Bere E, Sagedal LR, Vistad I, Overby NC.
所属:Department of Public Health,Sports and Nutrition,University of Agder(第 1 著者所属)
雑誌名・年・巻号頁:Public Health Nutr. Sep 15:1-10. [Epub ahead of print] 2014

  • 食育・教育
  • 成人

要旨

妊娠前と妊娠初期で消費する飲料の種類の変化を調査し、母親の年齢、教育レベル、BMIとの関連を検討した。クロスセクション研究でFFQ(食事摂取頻度調査)を行った。妊娠15週(中間値、9-20週)に、現在の消費と妊娠前に飲料を飲んだ頻度を回答させた。2009年9月から2013年2月までノルウエー南部の8つの地域周産期クリニックで調査した。対象は575人の健康な妊婦。週に1回以上アルコールを飲んでいたのは妊娠前には27%、妊娠初期には0%(P0.001)。毎日のコーヒーは38%と10%(P0.001)、砂糖の甘味飲料は10%と6%(P=0.011)、人工甘味料入り飲料は12%と9%(P=0.001)と減少していた。一方毎日の水は85%から92%(P0•001)、果汁は14%から20%(P=0.001)、牛乳37%から42%(P=0.001)と増加していた。教育水準の高い女性は教育水準の低い女性より、妊娠前後でコーヒーの消費頻度がより減少していた。年齢の高い女性は若い女性より、果汁と牛乳の消費頻度がより増加していた。ノルウエーの初妊婦では妊娠前から妊娠初期に飲み物の消費頻度が変化することがわかった。

書籍ページURL
https://www.j-milk.jp/report/paper/alliance/berohe000000nv9r.html

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2015年9月21日