1995年
著者:鈴木正成
所属:筑波大学体育科学系

  • 健康科学
  • その他

研究目的

 「天性の素質」つまり遺伝的要素がスポーツの成績を左右する大きな因子であることは、競争馬においてその走行能力に基づいて選択交配を繰り返してサラブレットが完成されてきた例に端的に示されている。ヒトの運動能力についても遺伝因子の関与が考えられている。その生理学的な根拠として親子間の比較や双生児を対象とした研究によって骨密度、造血機能、最大酸素摂取量、心臓容積、骨格筋の線維タイプなどが遺伝因子の影響を受けている事実が報告されている。本研究は、分子遺伝的分析法を用いて、その「天性の素質」の実態探究に着手した。

書籍ページURL
https://www.j-milk.jp/report/paper/commission/9fgd1p0000022ll2.html

2015年9月18日