1990年
著者:松崎俊久
所属:琉球大学医学部保健管理学教室

  • 健康科学
  • 各ライフステージ

目的

本研究は、沖縄県の小学校から高校までの児童・生徒と65歳以上の老人において、牛乳及び乳製品の摂取習慣及び高齢者にあっては骨折との関連性を明らかにすることを目的としたものである。
すでに松崎らの長寿村(沖縄県大宜味村)と短命村(秋田県南外村)の比較調査で、長寿の要因の一つとして沖縄県の栄養摂取のバランスの良さが指摘されており、両村の食物摂取内容を食品別・栄養素別に比較した場合、緑黄色野菜・肉類・乳製品・塩分摂取量・カルシウム摂取量に明かな差が認められている。
今回の報告は、沖縄県北部の山原(ヤンバル)と呼ばれる山林地帯に居住する児童・生徒と65歳以上の老人における牛乳及び乳製品の摂取習慣及び高齢者にあっては骨折との関連性を明かにすることを目的としたもので、今後3年間にわたって各種の健康指標との関連性をフィールド調査を中心として疫学的に明かにしていくことを目的とした。

書籍ページURL
https://www.j-milk.jp/report/paper/commission/9fgd1p0000021u7u.html 

2015年9月18日