1990年
著者:内藤周幸
所属:帝京大学医学部

  • 健康科学
  • 各ライフステージ

実験目的

前回までの研究で我々は健康者における牛乳摂取の血清脂質に及ぼす影響について検討してきたが、一日400mlの摂取では当初1ヶ月は血清総コレステロールはやや上昇するものの摂取を継続していてももとに戻り、またその時の総コレステロールの上昇はHDL-コレステロールの上昇を伴っており悪い現象ではないと思われた。
今回の研究は、高脂血症患者において牛乳摂取がその血清脂質に及ぼす影響について検討することとし昨年度から検討を開始してきた。今年度はその継続である。牛乳摂取は他のカルシウム等の栄養学的効果を考えるとき社会的にも重要な問題であると考えられ、高脂血症患者における検討は意義あるものと思われる。

書籍ページURL
https://www.j-milk.jp/report/paper/commission/9fgd1p0000021u7u.html

2015年9月18日