1989年
著者:山口正弘
所属:順天堂大学・体育学部

  • 健康科学
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 いろいろの国際競技大会などで見られるように、日本人の体力は外国人より劣っている面が多い。このことは日本人の遺伝的なものもあるが、食生活による違いも見逃せない。欧米人と日本人の食生活の大きな違いの一つに牛乳摂取量にある(一人当り、1987年度ではアメリカは日本の3.4倍、スイスは5.5倍)。バランスのとれた栄養素を含んだ牛乳を発育期に十分与え、トレーニングすることで体力の改善が期待されるかどうかを検討した。
代謝機構がヒトと良く似ているラットを用いて、発育過程(ヒトでは幼児から青年期までに相当)での、運動トレーニング期間中に牛乳を多量に与えた時に、体力や筋肉の発達に対する効果はどのように成るかを、砂糖を与えたものを対照に調べ、牛乳の多量摂取のもつ運動トレーニングに対する影響を調べている。

書籍ページURL
https://www.j-milk.jp/report/paper/commission/9fgd1p0000021tkn.html

2015年9月18日