1989年
著者:小林修平
所属:国立健康・栄養研究

  • 健康科学
  • 各ライフステージ

目的

先進工業化社会においては、高血圧症、糖尿病、心疾患などのいわゆる成人病による死亡率が高く、我が国においても、近年それが深刻な問題となってきている。健康を維持、増進するためには、栄養、運動、休養の3要素が必要とされているが、最近では、運動の効果が注目されつつある。また、成人病の治療においても、エネルギー摂取量の制限と同時に、運動負荷が組み込まれた処方がなされ、良好な結果を得ている。
スポーツ、運動には、長距離走、自転車のロードレースなどの持久的なものと、100メートル疾走や重量挙のように瞬発的なものがある。健康の維持、増進には、持久的運動が奨励されているが、瞬発的な運動の効果については、十分は検討がなされていない。そこで、本研究では、今後の健康増進指導における運動の役割を明らかにすることを目的として、スポーツ特性の違いが栄養摂取と血中脂質のプロフィールに及ぼす影響を検討した。

書籍ページURL
https://www.j-milk.jp/report/paper/commission/9fgd1p0000021tkn.html

2015年9月18日