2014年
著者:木村 純子
所属:法政大学経営学部

  • 食育・教育
  • 成人

要旨

研究成果の概要(和文)
本研究はヨーロッパと日本における「乳」を取り込んだ食に関わる教育活動の実態と効果を異なる複数の手法を組み合わせたアプローチにより収集したさまざまな経験データの解釈を通じて明らかにする。
本研究から導き出された主な発見物は2 点ある。第1 に、乳を取り込んだ食に関わる教育活動の効果として【人間形成】が挙げられる。ここでいう人間形成とは、興味、自立心、社会性、およびリスペクト(相手への尊重)を持った個人に成長するという意味である。
第2 に、乳を取り込んだ食に関わる教育活動の実態としては、ヨーロッパにおいても日本においても、パッションを持つ生産者があらたな論理としての共存共栄論理に依拠して活動を実践していた。食育活動の効果を発現させるためには、消費者にも共存共栄の論理を理解し実践してもらうことが必要である。
 
研究分野
マーケティング、消費者行動論
※平成26年度「食と教育」学術研究
キーワード:
食育活動人間形成共存共栄の論理市場の論理

2016年4月15日