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 メールマガジン 乳の学術連合 News  Vol.7
                     2021年8月2日
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メールマガジン乳の学術連合 News Vol.7を乳の学術連合事務局
からお届けいたします。
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◆ INDEX ◆
1. 乳の学術連合からのお知らせ
(1) 会員活動のご紹介
乳の社会文化ネットワーク会員 竹下広宣先生が、IFCN
デーリー・アワードを受賞されました。

2. Jミルクからのお知らせ
(1) 牛乳乳製品に関する国内外研究情報
@ACADEMIC RESEARCH Up date  Vol.11 2021.7
ベジタリアンやビーガンの食事と骨折リスク

(2) 酪農乳業に関する国際情報
@国際Dairyレポート 特別号
A国際酪農乳業情報(J-MILK INTELLIGENCE)
▽低炭素酪農に向けた世界の行動
▽EU 酪農乳業界の有機化目標達成への取り組みと課題
▽世界の食料貿易の立ち直りは早い
▽主要輸出国の1〜4月の生乳生産量は前年比増、国際貿易も堅調
▽FAOとOECDが「農業アウトルック2021-2030」をリリース

3. トピックス
@コラム ミルクの国の食だより リヨンの学校給食から考え
る、持続可能で健康的な食生活-3
Aコラム 渋沢栄一と酪農産業のかかわり
第1回 幕末における渋沢栄一と水戸乳文化
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1. 乳の学術連合からのお知らせ
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(1) 会員活動のご紹介
竹下広宣先生(名古屋大学大学院 准教授/乳の社会文化ネット
ワーク会員)が、優れたリサーチャーを表彰するIFCNデー
リー・アワードを受賞されました。
┗詳細はこちら http://m-alliance.j-milk.jp/jmilk-news/2021news/detail/210713.html

本号で紹介する「国際Dairyレポート 特別号」
┗詳細はこちら https://www.j-milk.jp/report/international/ifcn_special.html

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2. Jミルクからのお知らせ 
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(1) 牛乳乳製品に関する国内外研究情報
@ACADEMIC RESEARCH Up date  Vol.11 2021.7
ベジタリアンやビーガンの食事と骨折リスク

前回までと同じオックスフォード大学の前向きコホート研究
で、BMC Med.に掲載された論文「ベジタリアンおよびビーガン
の食事と全身および部位特異的な骨折リスク:前向き EPIC-
Oxford 研究」について紹介します。
ベジタリアンとビーガンは、同じ菜食主義者でも乳と卵を食べ
るか食べないかの違いがあります。結果として、ビーガンの骨
折リスクが肉食者に比べて顕著に高く、ベジタリアンと比べて
も高いことが明らかになりました。
┗詳細はこちら https://www.j-milk.jp/report/study/acad.research/h4ogb400000072ot.html


(2) 酪農乳業に関する国際情報
@国際Dairyレポート 特別号
IFCNの「Dairy Report2020」から抜粋して、研究成果を紹介。
(ごあいさつ より抜粋)
今回選んだ項目は、価格や生産費用に関するものがほとんどで
す。いずれも基本的なものばかりですが、それだからこそ国際
比較が可能であり、日本の酪農乳業の特徴の本質を把握できる
ものになっていると考えます。また25か国のグラフも併せて掲
載しています。皆さまに少しでも多くの気づきや納得、驚きが
あることを願っています。
名古屋大学大学院生命農学研究科・准教授 竹下広宣

・世界の乳価
・世界の石油・乳・飼料価格の推移(1981〜2019年)
・比較分析に用いた酪農場の規模と生乳生産量
・酪農経営の主な費用について
・世界最大級の酪農牧場を経営する企業
・サマリー/乳生産の状況と発展 ほか
┗詳細はこちら https://www.j-milk.jp/report/international/ifcn_special.html

A国際酪農乳業情報(J-MILK INTELLIGENCE)
▽低炭素酪農に向けた世界の行動

2019年に世界食糧農業機関(FAO)が発表した報告書「低炭素畜
産に向けた実践的な5つのアクション」では、畜産の低炭素化
に向けた具体的な行動が提案されている。
また、畜産物の環境負荷の現状について、FAOの世界畜産環境評
価モデル(GLEAM)による地球全体のライフサイクルアセスメン
ト(LCA)の結果を紹介している。
┗詳細はこちら https://www.j-milk.jp/report/international/h4ogb40000006meu.html


▽EU 酪農乳業界の有機化目標達成への取り組みと課題-2030
年、目標25%達成への道のりは険しい-

EUのF2F(Farm to Fork:農場から食卓へ)戦略は、フードシ
ステム全体をより持続可能なものにすることを目指しており、
多くの分野で高い目標が設定されている。当面の主要な目標の
一つとして、2030年までに有機農業のシェアを25%に増やすこ
とが挙げられているが、酪農乳業セクターでは、この目標を達
成するまでに克服しなければならない課題が多い。
┗詳細はこちら https://www.j-milk.jp/report/international/h4ogb40000006vo5.html


▽世界の食料貿易の立ち直りは早い
-2021年の生乳生産量、乳製品貿易量をともに増加と予測-

FAOの世界の農産物需給などの概況を見通す「食料アウトルック」
報告書最新号(6/10)では、世界の一部でCOVID-19 の世界的流行
が生産と貿易活動に影響を及ぼす可能性があるにもかかわらず、
2021年は乳・乳製品の生産量と貿易量が拡大するとしている。
乳製品の世界貿易は、アジア、特に中国に輸入増加が集中する
としている。
┗詳細はこちら https://www.j-milk.jp/report/international/h4ogb40000006u0x.html


▽主要輸出国の1〜4月の生乳生産量は前年比増、国際貿易も堅調

欧州委員会が開設している「牛乳乳製品市場観測サイトの経済
委員会の報告書では、2021年1〜4月の主要輸出国の生乳生産量
は0.7%増で、国際貿易も堅調であったこと、ヨーロッパの消費
者は健康的で持続可能な食品への関心が高い一方で、フランス
では新型コロナ禍で有機乳製品の需要が減少していることを伝
えた。
┗詳細はこちら https://www.j-milk.jp/report/international/h4ogb40000006zoh.html


▽FAOとOECDが「農業アウトルック2021-2030」をリリース
2030年までのSDGs達成のために農業・食料システムの転換が必要

経済協力開発機構(OECD)と国連食糧農業機関(FAO)は、年次
報告書「農業アウトルック」を発表した。この第7章の第1節
では、新型コロナ禍でも酪農乳業セクターが強靭性をみせたこ
とや、生乳生産量の安定した増加、持続可能な生産方式などを
含めて中期予測の最重要点が解説されている。今回、仮訳とし
て紹介する。
┗詳細はこちら https://www.j-milk.jp/report/international/h4ogb400000073mm.html

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3. トピックス
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@コラム ミルクの国の食だより リヨンの学校給食から考える、
持続可能で健康的な食生活-3
・子どもの食習慣は親の食生活が基盤に
・これからの食生活課題は
・学校給食の推進事項が義務付け
・学校給食を通して持続可能な食生活へ移行
┗詳細はこちら https://www.j-milk.jp/knowledge/column/h4ogb40000006vh4.html

Aコラム 渋沢栄一と酪農産業のかかわり
近代日本の幕開けとともに歩む酪農産業の足跡

日本社会は、近世に長らく続いた武家政権の終焉を迎えた幕末
から、明治期の外国の知識や技術、文化などをもとに急速な変
化を遂げました。同時に日本の近代史における産業発展は、牛
乳乳製品を利用する文化や酪農乳業の産業が発展してきた歴史
とも一致します。また、現代につらなる経済の仕組みや多くの
産業の礎を築くのに貢献した渋沢栄一は、近代日本の酪農産業
にも関与していました。そこで、渋沢栄一と近代日本の酪農産
業とのかかわりについてシリーズで紐解いていきます。

第1回 幕末における渋沢栄一と水戸乳文化
┗詳細はこちら https://www.j-milk.jp/knowledge/column/modam_1.html

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 【発行】一般社団法人Jミルク 学術調査グループ
 JミルクURL https://www.j-milk.jp/index.html
 乳の学術連合URL http://m-alliance.j-milk.jp/
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