◇◇◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
メールマガジン 乳の学術連合 News Vol.45
2024年10月1日
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□□□
メールマガジン乳の学術連合 News Vol.45を乳の学術連合事務局からお届けいたします。
※配信を希望されない場合、事務局までご連絡ください。
配信停止連絡はこちら:m-alliance@j-milk.jp
※メールマガジンのアーカイブはこちら
┗https://m-alliance.j-milk.jp/jmilk-news/2024news/detail/magazine.html
※MSゴシックなどの等幅フォントで最適にご覧いただけます。
◇-------------------------------------------------------------◇
◆ INDEX ◆
1. 乳の学術連合からのお知らせ
(1) 2025年度学術研究の公募について
(2) 2024年度報告の表彰
(3) 学術研究集会「ジャパンミルクコングレス2024」のご案内
2. Jミルクからのお知らせ
(1)牛乳乳製品に関する国内外研究・調査情報
@ACADEMIC RESEARCH Up date
▽Vol.46 乳糖不耐の人の牛乳摂取は2型糖尿病リスク低下と関連する
▽Vol.47 幼児の微量栄養素不足、乳製品による改善効果
A牛乳乳製品の知識 改訂版(2024年第4版)公開
Bファクトブック 「A2ミルク“いま、わかっていること、まだわかっていないこと”」公開
(2)酪農乳業に関する国内・海外情報
@国際酪農乳業情報(J-MILK INTELLIGENCE)
▽北米乳業経営層の2024年の最大の関心事(2024/9/4)
米マッキンゼー・アンド・カンパニーの報告書と乳業大手の取り組み
AGDP報告書「GDP業績報告書2023」(仮訳)
3. トピックス
「にほんの酪農・歴史さんぽ」
京滋(京都・滋賀)地域編
第6回 滋賀県の酪農乳業の始まりと展開
◇-------------------------------------------------------------◇
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1. 乳の学術連合からのお知らせ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(1) 2025年度学術研究の公募について
乳の学術連合が実施する来年度の研究公募を開始しました。
ご自身の公募をご検討いただく他、ぜひ周りのご研究者にお知らせください。
▽応募期間 2024年10月1日(火)〜12月31日(火)
┗詳細はこちら https://m-alliance.j-milk.jp/koubo/2025/index.html
(2) 2024年度報告の表彰
各研究会では、主に2023年度に実施した研究について、上位賞を決定しました。
受賞者には賞状をお渡しするとともに、後日、乳の学術連合ホームページでご紹介します。
※乳の社会文化ネットワークと牛乳食育研究会は再掲
▽牛乳乳製品健康科学会議
研究評価委員会及び幹事会にて、以下を上位賞として決定しました。
(最優秀賞)
「乳タンパク質摂取による求心性迷走神経活性化が誘導する有益機能とその作用機序の解析」
京都府立大学大学院 生命環境科学研究科 教授 岩崎有作 先生
(優秀賞)
「乳製品特有の脂肪酸ルーメン酸による抗腫瘍作用の作用機序解析」
東北大学大学院 薬学研究科 衛生化学分野 助教 平田祐介 先生
(優秀賞)
「乳製品の摂取量や摂取時間帯、光暴露が生体リズムや睡眠の質、身体活動量の向上に与える影響に関する研究」
広島大学大学院 人間社会科学研究科 准教授 田村典久 先生
▽乳の社会文化ネットワーク
研究審査会にて、以下を上位賞として選出しました。
(優秀賞)
「乳製品の高付加価値実現化プロセスの検討:ブランド・インキュベーション視点からの検討」
大阪公立大学 経営学研究科 准教授 圓丸哲麻 先生
(優秀賞)
「近代ロンドンにおける都市空間変遷からみた搾乳業史の基礎的研究」
法政大学 エコ地域デザイン研究センター 客員研究員 金谷匡高 先生
(特別賞)
「昭和戦前期北海道の冷害・凶作期と酪農事業‐1930年代における根釧原野開発を事例として‐」
北海道大学大学院 文学研究院 専門研究員 井上将文 先生
▽牛乳食育研究会
評価委員会は、以下を上位賞として表彰しました。
(優秀賞)
「オンライン版牛乳アレルギー児アドヒアランス向上プログラムの作成 −心因性牛乳アレルギーの克服へ−」
東京成徳大学 応用心理学部健康・スポーツ心理学科 准教授 小西瑞穂 先生
(優秀賞)
「乳」を多面的視点から学ぶ総合学習単元の開発と評価―「生産者」「流通(社会経済)」「消費者」の3つの視点から―
新潟大学 創生学部 准教授 澤邉潤 先生
(3) ジャパンミルクコングレス2024のご案内
2024年11月30日(土)にTKPガーデンシティPREMIUM神保町において、乳の学術連合の研究成果を中心に、食品科学分野における日本酪農科学会との連携による研究成果も発表する学術研究集会「ジャパンミルクコングレス2024」を開催いたします。
FAOによる特別講演、子どもによる特別展示発表も実施する予定ですので、ぜひご参加ください。
▽日時:2024年11月30日(土)
開会10時30分〜16時15分(予定)、情報交換会16時30分〜(予定)
▽参加費:無料(情報交換会も無料)
▽場所:TKPガーデンシティPREMIUM神保町
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3丁目22 テラススクエア 3階
┗詳細・参加申込みはこちら
Jミルクウェブサイト https://j-milk.jp/news/2024congress.html
乳の学術連合ウェブサイト https://m-alliance.j-milk.jp/jmilk-news/2024news/detail/0528.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2. Jミルクからのお知らせ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(1) 牛乳乳製品に関する国内外研究・調査情報
@ACADEMIC RESEARCH Up date
▽Vol.46 乳糖不耐の人の牛乳摂取は2型糖尿病リスク低下と関連する
乳糖不耐の人の牛乳摂取は2型糖尿病リスク低下と関連する
2型糖尿病は世界的に蔓延している生活習慣病のひとつで、食生活との関連が指摘されています。疫学研究では、牛乳摂取と糖尿病リスクとの関連がいくつか報告されていますが、結果は必ずしも一致していません。こうした中、この関連をラクターゼ遺伝子変異から解析した研究が、世界的に権威のあるnature metabolism に掲載されました。この研究は、ラクターゼ非持続性の人における牛乳摂取と2型糖尿病の予防的関連性、この関連性に腸内細菌叢と血中代謝物が関与している可能性を明らかにしています。
┗詳細はこちら https://www.j-milk.jp/report/study/acad.research/202408_vol46.html
▽Vol.47 幼児の微量栄養素不足、乳製品による改善効果
幼児がソフトドリンクを好み、乳製品の摂取が少ないと、肥満や栄養不足にならないかと心配になります。
こうした中、中国の幼児を対象に、摂取しているソフトドリンクを豆乳や乳製品に置き換えた場合の栄養改善効果をシミュレーションした研究が、Nutrients 誌に掲載されました。
この研究では、「ソフトドリンクを豆乳や牛乳、特に年少〜年長児向けの幼児用粉ミルク※に置き換えることにより、カルシウム、ビタミン類など重要な微量栄養素の摂取量が増加し、栄養状態の改善が示唆された」としています。
┗詳細はこちら https://www.j-milk.jp/report/study/acad.research/202409_vol47.html
A牛乳乳製品の知識 改訂版(2024年第4版)公開
▽生活者が食生活を適切なものに改善するための活動を行っている、管理栄養士・栄養士や栄養教諭・学校栄養士などの方々が牛乳乳製品の価値を正確にお伝えいただけるよう参考資料として取りまとめたものです。
2017年の改訂から7年が経過し、その間の酪農乳業および牛乳乳製品をとりまく環境の変化を踏まえ、また、酪農乳業関係者の基礎的な資料としても活用できるよう、今回の改訂では最新のデータや新しい項目を追加しました。
┗ダウンロードはこちら https://j-milk.jp/knowledge/dairy/berohe0000004ak6.html
Bファクトブック 「A2ミルク“いま、わかっていること、まだわかっていないこと”」公開
▽これまでの乳研究で蓄積された知見をもとに、A2ミルクに関連する論文情報などを収集し、現時点で「わかっていること」と「わかっていないこと」を専門家の協力で整理した中間報告資料です。
本資料は、酪農乳業関係者や専門家の皆様が「A2ミルク」を考える際、その可能性と課題の把握にご活用いただくことを目的として作成しました。
┗ダウンロードはこちら https://www.j-milk.jp/report/study/factbook202408.html
(2) 酪農乳業に関する国内・海外情報
@国際酪農乳業情報(J-MILK INTELLIGENCE)
▽北米乳業経営層の2024年の最大の関心事(2024/9/4)
米マッキンゼー・アンド・カンパニーの報告書と乳業大手の取り組み
世界的な人口増加に伴い、持続的に食料を供給するための仕組み作りが求められるようになっています。酪農乳業界も例外ではなく、業界のリーダーたちは酪農乳業の持続可能な将来への道筋を具体化しようとしていますが、そのためには、新たなイノベーション、規制、経済などの状況への対応も同時に求められます。本稿では、マッキンゼー・アンド・カンパニー社と国際乳食品協会(International Dairy Foods Association: IDFA)が、米国を中心に北米、欧州、オセアニアの乳業経営層を対象として2023年第4四半期に実施した第6回年次アンケート調査報告書の内容と、乳業大手の最近の取り組みについて紹介します。
┗詳細はこちら https://www.j-milk.jp/report/international/intelligence202409_1.html
AGDP報告書「GDP業績報告書2023」(仮訳)
グローバル・デーリー・プラットフォーム(GDP)が作成した2023年の年次業績報告書の翻訳(仮訳)です。
この報告書では、2023年のGDP活動計画に沿って実施された活動の成果について説明されています。
┗ダウンロードはこちら https://www.j-milk.jp/report/international/202409report.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
3. トピックス
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「にほんの酪農・歴史さんぽ」INDEX
┗https://www.j-milk.jp/knowledge/column/sampo_index.html
京滋(京都・滋賀)地域編
わが国の酪農史研究においてあまり注目されてこなかった京都と近接する滋賀地域を取り上げた「京滋(京都・滋賀)地域編」をお送りします。
▽第6回 滋賀県の酪農乳業の始まりと展開
┗詳細はこちら https://www.j-milk.jp/knowledge/column/keiji06.html
◇◇◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
メールマガジンの記事内容へのお問い合わせ、ご質問、ご意見、配信の変更・停止は
┗m-alliance@j-milk.jp
┗件名に【問い合わせ】【質問】【配信停止】などの記載をお願いします。
【発行】一般社団法人Jミルク 学術調査グループ
乳の学術連合URL https://m-alliance.j-milk.jp/index.html
◇◇◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
JミルクURL https://www.j-milk.jp/index.html
Jミルクメルマガ会員募集中
┗https://www.j-milk.jp/news/mailmagazine.html
◇◇◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━